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動画配信サービスはアニメ、韓ドラが不動の人気。“おうち時間の充実”の先とは

動画コンテンツは「アニメ」と「韓流ドラマ」が不動の人気

 現在、動画配信サービスは群雄割拠と呼べる状況で、各サービスの特色や強みを打ち出しているわけだが、さまざまな動画コンテンツの中でズバリ人気の高いジャンルは何なのか。  本多さんはアニメと韓流ドラマを挙げ、このように説明する。 「言わずもがな、不動の人気なのがアニメです。クラシックから話題のタイトルまで良質なコンテンツが粒ぞろいになっていて、またオンデマンドの視聴体験とアニメファンとの親和性が高いので、常に人気の高さをうかがわせるジャンルになっていますね。そして、韓流ドラマも女性を中心に絶大な人気を誇っています。  何より、いつでも、どこでも見られるVODの特徴が女性のライフスタイルとマッチしていて、何度も繰り返し視聴される傾向があるんです。U-NEXTのユーザー動向として、これら2つのジャンルは平日や休日問わず、動画の視聴者数に変化がなく、常に観られているのも大きな特徴となっています」  数ある動画コンテンツの中から、自分の推しの作品を見つけるためのコツについて本多さんに伺うと「まずは独占作品を見るのがオススメ」だと語る。
ONLY ON

U-NEXTでしか観られない、良質で魅力的な作品を厳選した「ONLY ON」

「オリジナル作品は、サービス各社が力を入れている動画コンテンツなので、見応えがあって楽しめると思います。U-NEXTでは独占コンテンツを『ONLY ON U-NEXT』と打ち出していて、映画や韓流のオリジナル作品のほか、今年3月には米国大手のテレビネットワークを有する米ワーナーメディアとパートナーシップ契約を締結し、HBO、HBO Maxの新作はもちろん、歴代人気タイトルについても独占、かつ見放題で配信しています。  加えて、4Kやハイスペックオーディオに対応している動画コンテンツかどうかもチェックするといいでしょう。高画質や高音質に対応していれば、より臨場感溢れる視聴体験を味わえ、作品に没入できるので、おうち時間の充実につながると思います」

動画配信サービスの複数使いが当たり前に……?

 最近では、AmazonのFire TV StickやApple TV、Android TVなどのスマートテレビ需要も高まっている。  昨年から続くコロナ禍で、ユーザーの動画視聴体験はどのように変化しているのか。 「コロナ禍をきっかけに動画配信サービスに加入するユーザーが増えた」と語る本多さんは、視聴体験の変化についてこう述べる。 「日本は今までレンタル市場が強かったことで、デジタル化が遅れていました。それが、コロナ禍でテレワークが常態化し、在宅で過ごす時間が長くなったことで、新しく動画配信サービスで動画コンテンツを観るユーザーが非連続的に増えました。スマートテレビもそうですが、動画を視聴するインフラの整備がされてきたことで、オンデマンド視聴体験が多様化していると感じており、『U-NEXTとNetflixの両方に加入する』といったようなサービスの複数使いが当たり前になってきていると思います」
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今後の動画市場は“マルチコンテンツ化”が鍵になる
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1986年生まれ。立教大卒。ビジネス、旅行、イベント、カルチャーなど興味関心の湧く分野を中心に執筆活動を行う。社会のA面B面、メジャーからアンダーまで足を運び、現場で知ることを大切にしている

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