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動画配信サービスはアニメ、韓ドラが不動の人気。“おうち時間の充実”の先とは

今後の動画市場は“マルチコンテンツ化”が鍵になる

本多利彦 海外では特定のコンテンツに強みを持つ動画配信サービスを、マルチに使い分けるのが日本よりも顕著になっているそうだ。  これからもさらにVOD市場は活況を帯びてくるのは想像に難くないだろう。  最後に今後の展望について本多さんに伺った。 「コロナ禍でライブ配信コンテンツの需要も高まっています。U-NEXTでは音楽ライブやフェス、お笑いのほか宝塚歌劇までカバーしていますが、今後は格闘技などのスポーツ領域も拡充していきたいと考えています。また、単に動画配信サービスという立ち位置ではなく、“メディア”のような役割を見出していこうと思っていて、ニュース性の高いドキュメンタリー映画やジャーナリズムの視点に立った動画コンテンツなど、U-NEXTからニュースを発信できるようなサービスにしていきたいですね」  さらにマルチコンテンツ化する潮流に合わせ、サービスを進化させていくと本多さんは意気込む。 「これから鍵になるのは『映像+α』の付加価値。要はひとつの動画コンテンツから派生するEコマースや電子書籍、ゲーム化など横展開できるコンテンツパワーがあるかどうかが大事になってくるでしょう。U-NEXTは『見る、読む、聞く』を同アプリ内でいかにシームレスに連携できるかを目指し、ユーザーの意見に寄り添いながらU-NEXTらしさを追求していきたいと思います」 <取材・文・撮影/古田島大介>
1986年生まれ。立教大卒。ビジネス、旅行、イベント、カルチャーなど興味関心の湧く分野を中心に執筆活動を行う。社会のA面B面、メジャーからアンダーまで足を運び、現場で知ることを大切にしている
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