カーライフ

小型EVからランクルまで。トヨタは自動車業界の8刀流

燃費は実質…

K:カタログ燃費はリッター7.9㎞ですね。 永福:実質5~6㎞かな。 K:ハイブリッドでもないし、イマドキこんなに燃費の悪いクルマを出せるトヨタは、それだけ余裕があるってことですか? 永福:ランクルは中東向けが3分の1を占めていて、そのほかはロシアやオーストラリア、途上国での販売が中心。CO2にうるさい欧州ではそんなに売らないし、そもそもトヨタは平均燃費世界一だから問題ないんだよ! K:そーなんですね! それにしてもランクルって、もっと野蛮で道具感が強いイメージでしたけど、新型はすごく豪華でイマドキの高級SUVになっててビックリしました! これがあればレクサスはいらないんじゃ? 永福:いや、これをベースにしてゴージャス度を大幅アップした新型レクサスLXには期待大だよ! スピンドルグリルもマジンガーZみたいになっててスゲエし、途上国のロールス・ロイスになるのは確実だね!

対極の小型EV

オートクラブ

C+pod

K:小型EVのC+podはその対極で、2人乗りですごく小さいし、スピードも時速60㎞しか出ないし、すべてを割り切ってますね~。 永福:ランクルやLXを出す一方で、こういうのも出すところが、多方面作戦のトヨタらしい。しかしこれで170万円じゃ売れるわけない。70万円くらいなら地方の高齢者向けにちょうどいいね。まだ100万円高い。これなら日産・三菱連合が約200万円で売り出す予定の軽EVの圧勝だよ。4人乗れるし、高速道路も走れるし。 K:とはいえ、極端に小さいんで、ランクルと並べると、サイズ差のインパクトがすごいです。あとは、電動キックボード風のも面白かった!
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電動キックボード風も!
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1962年東京生まれ。慶大法卒。編集者を経てフリーライター。『そのフェラーリください!!』をはじめとするお笑いフェラーリ文学のほか、『首都高速の謎』『高速道路の謎』などの著作で道路交通ジャーナリストとしても活動中

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