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競馬で400万円超の利益を叩き出しトレーダーに転身、毎週35万円収入も「“ほったらかし系”です」

FXを始めた直後に見た地獄

常勝トレーダー

コロナショック時は1000万通貨のペソ/円買いポジションを損切りしたが、その後、Wボトムを確認してから底値買い。上昇局面で買い増しを続けて4000万通貨の買いポジに

 なぜ、ルドルフ氏はそんなリスキーな投資を行っているのか? 「実は、私もFXを始めた直後にスワップ投資で痛い目を見ました。’18年8月に起きたトルコショックに巻き込まれたんです。トルコリラ/円を23円台で買っていたのですが、20円の大台を割り込んだ直後にズルッと15円台まで下げてしまいました。それまでにかなりのスワップ収入が入っていたので、反発局面で損切りを入れるなどして収支をトントンに持って行くことに成功したのですが、もう一度トルコリラに挑戦する気にはなれなかった。  それでメキシコペソに乗り換えたんです。『アメリカがくしゃみをすればメキシコが風邪をひく』などと言われるように、メキシコとアメリカの経済は密接。トランプ前大統領が『メキシコとの国境に壁をつくる』と言った直後はペソが急落したりもしましたが、トルコほど大きな政治リスクはなく、米中関係悪化に伴い、製造拠点としてのメキシコの価値が高まる可能性もあったので」

コロナショック時に安値のペソを大量買い

 だが、再びルドルフ氏は悪夢に襲われることに……。’20年3月に発生したコロナショックだ。 「ペソ/円の買いポジを5.3円台で持っていたら、4.2円まで急落して死にかけました(苦笑)。でも、こまめに損切りを入れていって、300万円の損失にとどめることができたので、Wボトムを形成して本格的に反発を始めた4.6円台から逆襲開始。100万通貨ずつ買いを入れていき、4000万通貨まで増やしていったんです。現在のポジションの平均価格は4.8円台。再び、コロナショックでも起きない限り、含み損に転じることはないでしょう」
常勝トレーダー

ご覧のとおり、トルコが断トツで高い政策金利を維持しているが、資源高の恩恵を受けてロシアがじわじわと政策金利を切り上げ中。’22年末頃から米国も利上げへ?

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実は綿密な相場分析を重ねたうえでのトレードだった
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