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「とあるGAFA勤務」氏のテレワークと両立できる投資術。月間5%以上も

 株よりも高いトレードテクニックが要求されるFX取引。ファンダメンタルズ分析に加えて、さまざまなテクニカル分析を駆使するのが常道だが、その分析手法は日々進化を続けている。最新のテクニックはどれだけ有効なのか?今回はGAFAに勤務しながら、とあるファンドの契約トレーダーとしてFX取引をおこなっている「とあるGAFA勤務」氏に話を聞いてきた。
FX常勝トレーダー大集結

※写真はイメージです

本業のビッグデータの分析を生かしたトレード

 今や世界をリードするテック企業の代名詞となったGAFA。その一角を占める企業で働きながら、とあるファンドの契約トレーダーとしてFX取引も行っているのが、「とあるGAFA勤務」氏だ。 「本業はビッグデータの分析。そのデータに基づいて定量的に判断するマインドをFXにも生かしています。ポジションを持つのは長くても50分程度でチャートを監視する時間は決まっているし、リモートワークがほとんどなので両立しやすいんです」  そのビッグデータ分析を利用したトレードは、少々難解。ツイッター上では簡略化して分析法を紹介しているとあるGAFA氏だが、今回は順を追って解説してもらった。まず、重要なのは各通貨ペアの時間ごとのボラティリティ(変動率)と出来高だという。

サラリーマン・ディーラーの行動を分析

「為替市場の大口プレイヤーは時間に縛られた人が大半。銀行のディーラー、ファンドのトレーダー、輸出入企業や商社の為替部門─いずれも雇われた人たちですから、朝8時頃に出社して行動を起こし、ランチの時間には手を休めて夕方には取引を終えて帰宅する。こうした行動から時間帯ごとに値動きのクセが出るんです」  サラリーマン・ディーラーの行動を縛る、もう一つの要素が曜日。 「月曜日は様子を見る人が多いし、週末にゆっくり休むためには金曜日にはポジションを閉じる。また、経済指標は『米雇用統計の発表は毎月第1金曜日』といったように発表日が○週目の○曜日と決まっているものが多い。そのため時間・曜日・それに何週目かという3つの要素に分けて、通貨ペアごとにクセを分析しています」  過去半年から数年分の1時間足の四本値(始値・終値・高値・安値)のデータを吸い上げて、3つの要素で分類。そのうえで「クセがすごい」通貨ペアと時間帯を見極めて取引していくのが、とあるGAFA流ビッグデータ分析だ。
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とあるGAFA流データ分析をグラフとともに紹介
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