恋愛・結婚

クリスマスの“絶望”「徹夜で仕事を終わらせたのに」好きな女性に嫌われて…

 街で賛美歌が流れてくると「もうクリスマスだなぁ」と感じる人が多い一方で、「憂鬱な気分になってしまう」という稀な人も存在する。本田雅一さん(38歳・仮名)は今でも忘れられないクリスマスの苦い思い出があるそうだ。

クリスマスにみんなで集まることに

残業

※写真はイメージです。以下同

「当時、僕は雑誌の編集プロダクションで働いていたんですが、あまりの激務で恋愛する時間もなかったんです。そんな中、たまたま参加できた合コンですごく可愛い子がいて」  彼のハートを射止めたお相手のAさんは、本田さんよりも2歳年下で芸能事務所でマネージャーをしていたという。 「背が小さい本田翼ちゃんみたいな子でした。もうひと目惚れでしたね!」  だが、1対1でデートに誘う勇気もなかったそうだが、そこに一縷の望みが……。 「合コン自体がすごく盛り上がって、みんなで仲良くなって。幹事の1人が“このメンツでクリスマスに集まらない?”と言い出したんです」

なんとか徹夜で参加した結果

賛美歌 本田さんは仕事がたまりまくっており、絶対に無理な状況だったというが、このチャンスを逃してはならない!と参加するために努力を尽くした。 「すごい量の仕事を前倒しにして、何日も会社で徹夜しました。なんとかAちゃんと近づきたいという一心でしたね」  なんとか仕事を終わらせてクリスマス当日は昼から居酒屋に集合し、みんなで飲んでいた。そこでAちゃんは「私、クリスチャンなんだけど、あとで教会に行かない?」と提案してきたという。 「もう僕もみんなも酔っ払って『行こう〜! 行こう〜!』とノリノリ。みんな無宗教だけど、クリスマスに教会に行くってなんかいいなぁ〜って」  夕方、Aさんに誘導されて教会に到着。本田さんたちは6人グループだったそうだが、教会にはすでに30人ほどの人がいたという。 「後ろの方にならんで、立ってみんなで賛美歌を歌うんですが、賛美歌って、すごい良いんですよ。優しいハーモニーというか。しかもクリスマスに教会ってシチュエーションも最高で」  本田さんは賛美歌に酔いしれていた。だが、そこから気がついたときには、別の居酒屋にいたという……。
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気がつくと居酒屋で寝ていて…
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ライター兼底辺グラドルの二足のわらじ。著書に『最底辺グラドルの胸のうち』(イースト・プレス)、『現役底辺グラドルが暴露する グラビアアイドルのぶっちゃけ話』、『現役グラドルがカラダを張って体験してきました』(ともに彩図社)などがある。趣味は飲酒、箱根駅伝、少女漫画。X(旧Twitter):@sally_y0720

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