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有馬記念だけじゃない!年末バカ荒れ必至のレースベスト5

癖のある中山1600mと有馬記念の前哨戦

第4位 立志ステークス  続いてランクインしたのは立志S。こちらは有馬記念の翌々日、12月28日(火)に開催される今年の関東圏最終レース。実はこのレース、過去10年で2度しか行われていないのですが、その2度とも1番人気馬が馬券圏外に飛んで、3連単は10万円馬券超。変則開催の最終日に行われる上に、多頭数になる3勝クラスとなれば波乱度が高いのも当然でしょう。  今年は癖のある中山芝1600mが舞台だけに、波乱は確実。先行有利の舞台なので、前に行ける馬&内枠を重視するのがポイントでしょう。 第3位 フェアウェルステークス  続いて3位はフェアウェルS。こちらは毎年有馬記念の前に行われる恒例の一戦で、ダート1200mが舞台。多頭数の混戦になりやすく、毎年のように波乱が繰り返されています。過去3年はすべて3連複から万馬券、4年前には3連複6万円、3連単42万円の大波乱が起こっています。  中山ダート1200mは外枠有利と思われがちですが、このレースは過去10年までさかのぼっても7~8枠は(0-0-2-38)と一度も連対できておらず、むしろ真ん中~内枠の馬が狙いどころ。特に、距離を短縮してきた馬に注意です。 第2位 摩耶ステークス  続いて2位は摩耶ステークス。阪神ダート1800mが舞台のレースで、今年は2年ぶりに年末開催に戻ってきました。別定戦になるとはいえ、暮れのダート1800mという難しい舞台は変わらず。とにかくとんでもない波乱が多く、3年前は3連単261万円馬券、2年前は22万円馬券、昨年も10万円馬券と荒れ放題。  注目すべきポイントは馬体重です。暮れの阪神ダートはタフな舞台設定になりがちで、とにかく大きい馬が良い傾向。500kg以上の馬を買い続けるだけで儲かるレースなので、パワー溢れる大型馬が狙いです。

若手ジョッキーが波乱のレースを演出

第1位 ヤングジョッキーズシリーズ・ファイナルラウンド  バカ荒れする大波乱レース、第1位は「ヤングジョッキーズシリーズ」です。2017年から始まったこのシリーズ、ファイナルラウンドがホープフルS当日に行われるのですが、若手騎手限定のためほぼ全馬が乗り替わりなので予測不能の波乱になりやすいのです。  毎年2レースずつ、過去4年で合計8レースが行われていますが、その3連単配当は以下の通り。 2017年 第1戦 34万4,640円 2017年 第2戦 7万26,690円 2018年 第1戦  5万380円 2018年 第2戦 13万590円 2019年 第1戦 18万830円 2019年 第2戦 5万8,620円 2020年 第1戦 15万640円 2020年 第2戦 6,620円  もう一目瞭然。過去8戦中7戦が5万円超、10万円馬券も当たり前という状況です。狙いのポイントは差し追い込み馬。地方から血気盛んな若手騎手が多数参戦するために前掛かりになりやすく、通常のレース以上に直線は差しが決まるわけです。普段は届かないような差し・追い込み馬の覚醒が狙いです。  いかがだったでしょうか? 有馬記念ももちろん楽しみですが、せっかくですから大波乱必至のレースで一発逆転を狙ってみるのもアリかもしれません。もっとも、取り返そうとすると泥沼にハマるのが競馬の常。その点だけはくれぐれもご注意を。 文/TARO
競馬予想ブログとしては屈指の人気を誇る『TAROの競馬』を主宰する気鋭の競馬予想家。12月5日に最新刊『馬券力の正体 収支の8割は予想力以外で決まる』(オーパーツ・パブリッシング)が発売になった。著書は他に『競馬記者では絶対に書けない騎手の取扱説明書』(ガイドワークス)、『回収率を上げる競馬脳の作り方』『回収率が飛躍的に上がる3つの馬券メソッド』(扶桑社)が発売中。
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