恋愛・結婚

結婚式をコロナ禍で2度延期した女性記者。それでも今は「良かった」と思えるワケ

順調にいかなかったからこそ、人生を見つめ直せた

入籍

区役所にて入籍を済ませた日の夫(左)と筆者

 挙式は2022年の5月に挙げることが決定した。入籍してからもう2年が経とうとしている。それなのに、まだ結婚式を挙げられていないなんて。ずっと怒りや悲しみでいっぱいだった。  ところが、今となっては逆に「良かった」という気持ちに変われたのだ。  コロナの影響で結婚式も新婚旅行も延期になってしまったが、順調にいかなかったからこそ、見つめ直せたこともある。自分たちの人生だ。  もし全てが順調に予定通り進んでいれば、今頃は子どもがいるはずだったと思う。しかしあらゆることが先送りになったおかげで、夫婦で移住をするという夢が叶った。結婚前から「どこかふたりで移住できたらいいね」とよく話していたが、仕事などの都合で、現実的じゃなかったのだ。  そんな環境をまるっきり覆してくれたのがコロナ禍なのである。改めて「お互い本当にやりたかったことを叶えよう」と、新しい土地でゼロからのスタートをしようとしている。いま、新たな一歩を踏み出せているのだ。  コロナが収束するのかどうかわからないが、今度こそは式を挙げて人生の門出を迎えたい。明るい未来があるに違いない。 <取材・文/桃沢もちこ>
'93年生まれのフリーライター。社会問題からトレンド、体験取材まで幅広く書きます。アイドルオタクに詳しい。Twitter:@mochico1407
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