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元芸能人・小阪由佳&栩原楽人さんが結婚発表。抱えた葛藤と覚悟の瞬間

サプライズの演出に微妙な反応だったワケ 

栩原楽人由佳さんがすんとした表情をしていたので、一瞬で何かを間違えていることに気がつきました。4枚に渡る長文の手紙を読み上げている最中も“そうじゃない感”がひしひしと伝わってくる。ただ、こっちは段取りを組んでしまっているのでやるしかない。  なんとか最後まで読み上げて、定番のしゃがんだポーズで『ぼくと結婚してください』。返事は『……まあまあまあ、大丈夫っしょ!』でした(笑)」(栩原さん)  スタッフたちの盛大な拍手に包まれるなか、二人の間には微妙な空気が流れていた。いったい、何がいけなかったのか。小阪さんが答え合わせをする。 「私は、たしかに以前から周囲に『36歳で結婚する』と宣言していました。ただ、それは“36歳までに”ではなく、“36歳のうちに”という意味だったので。それに、プロポーズって普通は誕生日の当日(6月27日)とかじゃないですか。だから、タイミング的にも謎だったんですよね。スマホで仕事のメールを返している途中でいきなり始まったので、ワケがわからず……。でも、楽人くんらしくて一生の思い出に残るんじゃないかな」(小阪さん)  そんな失敗もご愛嬌。結果オーライなのである。

仕事と家庭の両立で実感する、“愛情”の大きな価値

栩原楽人と小阪由佳 元芸能人で経営者ならではの葛藤もありながら、二人は仕事と家庭の両立を目指していく。 「由佳さんには由佳さんの夢があり、それはぼくの夢でもある。自分も仕事を頑張りながら、できることならする。なによりも思いやりですね。愛情溢れる家庭にしていきたい」(栩原さん) 「彼といっしょにいて、明確にわかったことがある。“愛情を感じ続けられる”ということが、いちばんの幸せなんだなって。  私は今まで仕事を中心に生きてきた。それは今後も変わらないこと。ただ、仕事って達成した瞬間はうれしいけど、幸福感は持続しない。すぐに新しい課題が出てきて、それを乗り越えて喜びを得る。その繰り返しなんです。  家庭の場合は帰ってきたら、そこには愛と温もりがある。つまり、必ず一定の幸福感を得られるということ。仕事をバリバリやりたい私には、それはものすごい価値があることなんだって実感していますね」(小阪さん)
栩原楽人と小阪由佳

頬に口づけをする栩原さん。幸せな様子が伝わってくる

 結婚式を挙げるのか、あるいは親しい人たちを集めた結婚パーティという形にするのか。今後コロナの状況を見ながら考えるつもりなんだとか。寄り添い手を重ね合う二人。新春の光があまりにも眩しかった。 【画像をすべて見る】⇒画像をタップすると次の画像が見られます <取材・文/藤井厚年、撮影/長谷英史>
明治大学商学部卒業後、金融機関を経て、渋谷系ファッション雑誌『men’s egg』編集部員に。その後はフリーランスとして様々な雑誌や書籍・ムック・Webメディアで経験を積み、現在は紙・Webを問わない“二刀流”の編集記者。若者カルチャーから社会問題、芸能人などのエンタメ系まで幅広く取材する。X(旧Twitter):@FujiiAtsutoshi
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