元芸能人・小阪由佳&栩原楽人さんが結婚発表。抱えた葛藤と覚悟の瞬間
「2020年の秋頃、久しぶりに再会したら彼から熱烈なアプローチを受けて」(小阪さん)
じつは、栩原さんが10代だった頃の片思いを実らせた形だ。とはいえ、小阪さんは初婚、栩原さんは再婚となることから、悩んだ時期もあったという。今回は二人の馴れ初めや、結婚に至るまでの道のりを直撃。勘違いから生まれた“謎のプロポーズ事件”とは!?
「ぼくは10代の頃からプライドが高くて。仕事や生活のことなど、人から何かを言われるのが許せず、折り合いがつけられないこともあったんです。でも、なぜか由佳さんの言葉だけは素直に受け入れられる。それが当時から“不思議”だった。まるで、天からのお告げで『この人にしなさい』みたいな感覚があったんです」(栩原さん)
栩原さんは子役として2000年頃から芸能活動を始め、NHK大河ドラマや2.5次元の舞台、ミュージカルを中心に活躍。そして、2018年に所属事務所を通じて「父の会社を継承していく決意をした」とコメントを残して去った。一方、小阪さんは2003年、スカウトをきっかけに芸能界入り。数々の有名雑誌でグラビアや表紙を飾り、2009年に引退した。
そんな二人の出会いは、小阪さんが21歳、栩原さんが16歳のときだ。
「昔、映画で共演したことがあって。現場でも仲が良くて、何度か遊びに行ったんです。そしたら、いきなり彼から告白されて。でも、当時は10代で子どもだったので、恋愛対象としては見れなくて。断ってしまったんですよね」(小阪さん)
その後は、お互いに別々の道を歩いていく。二人が再び交差するまでには長い月日を要することになる——。
「ぼくが最初に結婚したのが27歳の頃。芸能界を引退する前なのですが、ミュージカル『刀剣乱舞』に沖田総司役で出演が決まって。隠すつもりはなかったのですが、きちんと発表しないままだったんです。現実では子どもが産まれて、ベビーカーを押しているのですが、作品の世界観を崩してはいけないと思って」(栩原さん)
まさに、激動だった。結婚だけではない。2018年に芸能界を引退、父親が経営するビルメンテナンスの会社を継ぐために就職した。しかし、迷いも生じるようになったという。
「父の会社で1年ぐらい働いたあと、一般常識も含めて他社で一度揉まれてこいという話になって介護系の仕事に就きました。そこで、みなさんがすごい良くしてくれて、和気藹々と働くのが楽しかったんです。だんだん、戻るかどうか考えるようになって。“父の会社を継ぐ”という気持ちが揺らいでしまったんです」(栩原さん)
“2代目”としてのプレッシャーに戸惑っていたのかもしれない。さらには、価値観の違いから夫婦ですれ違いが起きるように。二児をもうけたが、その溝を埋めることはできなかった。栩原さんは2020年の夏に離婚した。
元芸能人同士の夫婦が誕生する——。「ミスマガジン2004」グランプリで元グラビアアイドルの小阪由佳さん(36歳)と、「仮面ライダー響鬼」主人公・安達明日夢役などで知られる元俳優の栩原楽人さん(32歳)。1月6日、結婚することをお互いにTwitterで発表した。二人はすでに同居生活を始めており、1月11日に婚姻届を提出する予定だ。
出会いは10年以上前の共演「告白されたけど…」
就職、結婚、離婚…芸能界引退後の激動
明治大学商学部卒業後、金融機関を経て、渋谷系ファッション雑誌『men’s egg』編集部員に。その後はフリーランスとして様々な雑誌や書籍・ムック・Webメディアで経験を積み、現在は紙・Webを問わない“二刀流”の編集記者。若者カルチャーから社会問題、芸能人などのエンタメ系まで幅広く取材する。X(旧Twitter):@FujiiAtsutoshi
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