――投資は人生レベルで役に立ち、成長に繫がるということですね。 与沢：株式投資って人生を拡張させることができるんですよね。例えば私一人では100個のビジネスはできないけれど、株だったら100個に投資することもできます。自分がその分野の専門的なスキルや知識がなくても、その会社に投資することで専門的な経営者に任せることができ、そこの社員が働いてくれる。 自分は個人事業主であって、会社を経営しているわけでもないし社員もいないけれど、いろいろなものに投資しているということは、いろんな人を動かしているということにもなる。その意味では、投資によって自分の“人生の味方”をつくり、人生を拡張しているとも言えるんですよね。 三崎：僕も実業を一生懸命やりながらYouTubeやSNSの発信もしているので、時間効率をとても意識しています。通常動画や生配信動画を出すだけでなく、フォロワーの皆さんに切り抜き動画を作ってもらって拡散したり、ほかの人に助けてもらったりしながら発信できる費用対効果の高い仕組みをつくっていますね。 YouTubeって、自分がいないと動画が出せないという意味では、ある意味で労働集約型。理想は、自分がいなくても回るビジネスモデルです。自分が走り続けないといけないのはラットレースで、人生はラットレースから抜け出さないと幸せになれない。お金だけじゃなく、時間が一番大事ですから。 与沢：私はあくまで個人事業主であって、「個人」でやっていく以上は自分が寝ている間にも何とかしてくれる人がいないといけない。例えば、自分がほかのことをしている最中でも株式の配当や仮想通貨のステーキング報酬が入ってきたり、保有する株や仮想通貨の価格が成長して勝手に増えたり、自分が動いていないときにも回っていく自分の“分身”をどれだけつくれるか。 自分の“分身”をつくって世界を拡張させると、人生がもっと面白くなりますよ。 【与沢翼】 投資家、個人事業主。計39戸の不動産を無借金で購入し所有するほか、株、仮想通貨、保険、債券などに分散投資。海外に出て7年で純資産85億円を築く。ドバイ在住 【三崎優太】 実業家、起業家。’17年に「すっきりフルーツ青汁」が大ヒットし、年商131億円の会社をつくり上げる。現在は、若手経営者へ多岐にわたる事業支援を精力的に行う