恋愛・結婚

「デートはコンビニ」一般女性が感じた芸能人と恋愛することの難しさ

 芸能人と一般人の交際・結婚報道が出るたびに、自分には無縁の話と思いながらも「どこで出会い、どうやって口説いたのか?」と気になってしまうものだ。そこで、実際に芸能人と交際まで漕ぎ着けた一般人を取材し、その顛末を聞いてみた——。
手をつなぐカップル

※写真はイメージです。以下同(Photo by Adobe Stock)

 今回は、昭和のような厳しい管理下に置かれた男性芸能人と、不思議な関係が数年続いたという女性の話だ。

まさか自分が芸能人と…

 吉村玲奈さん(仮名・30代)は男性芸能人A(以降A)と交際していた(……つもりだ)。  当時彼は10代で、あるグループのメンバーとして活動。デビュー当初は注目されていたという。彼との出会いは、芸能活動をしている先輩に連れられて行った食事会だった。 「その場に彼がいたんです。メディアで見たことがあったので知ってはいましたが、まさか芸能人が同じ席にいるなんて、と驚いたのを覚えています」  特にファンではなかったという吉村さんは、緊張することなく打ち解けることができた。 「私も当時20代前半でしたので、10代に対しては『かわいい』という印象しかなかったです。でも彼は芸能人というだけあって目立っていました」  Aに対して好印象を抱いた吉村さんだったが、「相手は芸能人だし……」とその場が楽しければいいやという感覚だった。しかし、思いもよらない言葉を友人から告げられる。

“なんで私?”と疑問だった

「友人から『Aが、お前(吉村さん)のことタイプって言ってるよ。もの好きもいるんだな。番号交換しておけば?』と。予想外ですよね。芸能界なんてかわいい女性がたくさんいるのに“なんで私?”と思いました」  Aについて吉村さんはこのように振り返る。 「芸能人って“軽い”というイメージがあったけど、彼は真逆のタイプでした。言葉はストレートだけど、ものすごく誠実な人で。話し方も優しい感じだったんです」  その後、連絡のやり取りを続けていたAと吉村さんだったのだが……。なかなか進展しないことに疑問を持ち始める。そして、その障壁が何なのか徐々に明らかになっていく。
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事務所の管理下に置かれている
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2016年よりライター活動を開始。出版社にて書籍コーディネーターなども経験。趣味は読書、ミュージカル、舞台鑑賞、スポーツ観戦、カフェ。

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