僕のレッスンを受けている73歳の女性の生徒さんは、いまだにレギュラーティーからパープレーで回ります。ドライバーの飛距離はなんと200ヤードを超えます。クラブの使い方さえ理解できれば、体力やパワーがなくても飛ばせるし、余計な回り道をすることなく、短期間でレベルアップできる。一般的な体力の男性であれば、ドライバーで250ヤード飛ばすことなんて、造作もないことなんです。 　主役であるクラブをいかに効率よく動かすか。その一点だけを追求すると、物理的に正しいスイングはひとつしか存在しません。この先、この連載で僕が読者の皆さんに伝えていくのは、あまたある独自のスイング理論のひとつではなく、物理的なエビデンスに基づいた、唯一無二の“ゴルフの真実”なのです。 体をどう使うかではなく、クラブをどう動かすかを考える 構成／舟山俊之 みつはしよしかず●’74年、神奈川県生まれ。日本プロゴルフ協会認定ティーチングプロA級。ジュニア育成、ツアープロコーチとしても活躍。YouTubeの「三觜喜一MITSUHASHI TV」は登録者数41万人超