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「片手打ちドリル」でゴルフスイングの真髄を学ぶ/三觜喜一

 教える側の経験則や主観で語られてきた既存の指導法とは一線を画す論理的なレッスンで、YouTubeチャンネル登録者数37万人とゴルファーから絶大な人気を誇るティーチングプロの三觜喜一氏。「自身の集大成」と位置付けるゴルフレッスン本『誰も知らなかったゴルフの教科書』が発売された。そんな彼が『週刊SPA!』で1年半に渡って繰り広げてきた“誌上レッスン”をここに公開!
三觜喜一氏

三觜喜一氏(日本プロゴルフ協会認定ティーチングプロA級)

Lesson24 練習あるのみ!スピネーションを覚えるドリル

【前回を参照】⇒Lesson23  数回にわたって、インパクトでシャフトを旋回させてフェースをスクエアに戻す“スピネーション動作”の重要性について説明してきました。手首や腕を交差させてフェースを返すフリップ動作では、フェースを旋回させてボールをつかまえることはできません。スクエアにヒットできたとしても、それは偶然にすぎないので再現性が低く、ハンドファーストにボールをとらえることもできないので遠くに飛ばせないのです(正しい動作については「Lesson23」「Lesson22」を参照)。

まずは左手1本で”片手打ち”

 スピネーションを身につけるには、左手1本、右手1本でクラブを持ってボールを打つ“片手打ちドリル”が効果的。使用するクラブは7Iか8Iで、振り幅はハーフスイング程度で構いません。まずは左手1本でクラブを持ち、この連載で口すっぱく言ってきた「グリップエンド方向に引き続ける」動作でボールを打ちます。 誰も知らなかったゴルフの真実 フェースを真っすぐ戻そうとして、左手首を甲側に折るフリップ動作は厳禁。左手を引き続ければ、手元はヘッドよりも先行し、ボールを追い越した状態でインパクトを迎えられるはずです。  当然、そのままではフェースが開いて当たるので、インパクト時に左手首を掌屈させる動きを入れていきます。これで目標にボールを真っすぐ飛ばすことができればOK。手元がヘッドより先行することで、インパクトではロフトが立って当たるので、ボールは低く力強い球で飛び出します。
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右手を背屈させたままボールをとらえる
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みつはしよしかず●’74年、神奈川県生まれ。日本プロゴルフ協会認定ティーチングプロA級。ジュニア育成、ツアープロコーチとしても活躍。YouTubeの「三觜喜一MITSUHASHI TV」は登録者数41万人超

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【過去記事を参照 Lesson 1~41、82~】⇒日刊SPA!
【過去記事を参照 Lesson 42~81】⇒bizSPA!

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