政府は中小企業に“罰ゲーム”を科した。助成金の無利子融資は金利ゼロではない
官僚機構はとにかく非常時に弱い!
私は知り合いの国会議員を通じて、この件を衆議院予算委員会などで質問してもらいました。その結果かどうかは分かりませんが、この件は大きな注目を集めました。そして、最終的に安倍総理(当時)は、中間納税の猶予措置はもちろん、猶予する際に延滞税ナシという英断をしました。よっしゃー!と思ったのもつかの間、思わぬ伏兵が現れます。
なんと、都税の中間納税について都税事務所に問い合わせたところ、それは国税だけの話で、都税は別って言われてしまったんです。そんなバカな?
財務省からのお知らせには「地方税や社会保険料についても同様の特例が設けられます」と書いてあります。しかし、都税事務所の役人はこれを全然フォローしてなかったようです。現場が相当混乱していたのは分かりますが、企業にとっては死活問題ですよ。もっと緊張感を持って仕事しろよって思いました。とにかく官僚機構というのは非常時に弱いです。何でも平時の延長でしか考えない。まぁ、安定志向の人が公務員になるわけですから、当然なのかもしれませんけど。
民主主義は時間的コストがかかるシステム
1969年、東京都生まれ。経済評論家。中央大学法学部法律学科卒業。在学中は創立1901年の弁論部・辞達学会に所属。日本長期信用銀行、 臨海セミナーを経て独立。2007年、経済評論家・勝間和代氏と株式会社「監査と分析」を設立。取締役・共同事業パートナーに就任(現在は代表取締役)。2010年、米国イェール大学経済学部の浜田宏一名誉教授に師事し、薫陶を受ける。リフレ派の論客として、『日本経済防衛計画』(扶桑社)、『経済で読み解く日本史 全6巻』(飛鳥新社)、『財務省と大新聞が隠す本当は世界一の日本経済』(講談社+α新書)など著書多数。テレビ、ラジオなどで活躍中。
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『あなたの給料が上がらない不都合な理由』 日本人が囚われている貨幣の幻想を打ち砕く“経済の掟"
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