お金

職業選択は投資と同じ。退職後に司法試験を目指すことの意味を問う

職業の選択は投資に近い。リスクとリターンを考えよう

なまじ偏差値の高い大学を出てしまうと、プライドばかりが高くなってなかなか価値観を変えられない。それで大企業や役所を辞めた後、司法試験を受けたりして、すぐに周りを見返そうと思ってしまう。「先生」と呼ばれるような仕事をやりたがるんです。塾講師だって「先生」って呼んでもらえる立派な仕事なんですけどね(笑)。 この体験を通して、私は気付きました。職業選択は感覚的には投資に近いな、と。スタート時点ではどの商品が大きく化けるか誰にも分かりません。しかし、それぞれの商品には基本的にリスクとリターンがバランスしています。 ざっくり言えば、ハイリスク、ハイリターンな中小企業と、ローリスク、ローリターンな大企業。もっと極端な例で言えば、超ハイリスク、超ハイリターンなブラック企業と、ほぼノーリスクの公務員みたいな? この投資活動の原資はお金ではありません。みなさんの人生、つまり時間です。なんかミヒャエル・エンデの名作『モモ』(岩波書店)のような話になってきました。でも、これが本当なんですよ。大学を卒業した時点で、その後の一生の時間を投入する「投資先」が職場なのです。そして、これは大学生の特権。だから大いに利用していいと思います。別に否定する理由はないです。 ただ、私のように変わった奴もいて、その特権が窮屈で耐えがたいと感じる人もいる。そんな時はそこから外れていいんです。それぞれが職業選択の自由を行使してやりたいことをやればいいと思うんです。 <文/上念 司>
1969年、東京都生まれ。経済評論家。中央大学法学部法律学科卒業。在学中は創立1901年の弁論部・辞達学会に所属。日本長期信用銀行、臨海セミナーを経て独立。2007年、経済評論家・勝間和代氏と株式会社「監査と分析」を設立。取締役・共同事業パートナーに就任(現在は代表取締役)。2010年、米国イェール大学経済学部の浜田宏一名誉教授に師事し、薫陶を受ける。リフレ派の論客として、著書多数。テレビ、ラジオなどで活躍中
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