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吉野家元常務の“生娘”発言をキャバ嬢が一蹴「おもんないクセに例えツッコミする芸人」

―[キャバ嬢に訊け]―

吉野家炎上の件にキャバ嬢たちが困惑

吉野家

※写真はイメージです。以下同(Photo by Adobe Stock)

 牛丼チェーン「吉野家」の常務取締役企画本部長(当時)伊東正明氏の「生娘をシャブ漬け戦略」発言が波紋を呼んでいる。  問題の発言が飛び出したのは今月16日。早稲田大学が主催した社会人向けのマーケティング講座で講師として登壇した伊東氏が若年女性を狙ったマーケティング戦略について、「地方から出てきた右も左もわからない生娘に利用してもらい、そのまま牛丼中毒にさせる。男に高いメシを奢ってもらえるようになれば、絶対に食べない」という主旨の講義を展開した。  そんな女性蔑視とも受け取れる発言についてネット上は大荒れ。そして「何が言いたいのか分かりにくい」とツッコミを入れるのは大阪の辛口キャバ嬢たちだ。

例えがわかりにくい「要するに、叙々苑の味を覚える前に吉野家ってことでしょ?」

「この発言の問題点を私なりに挙げるとするのなら『上手いこと言ったつもりやろうけれど、全然言えてない』というところですね。自社の戦略(牛丼)をシャブというマイナスな表現で例えるのが謎。要するに『新人キャバ嬢を叙々苑に連れて行く前に吉野家にハマらせる』ということだと思うんですが。例えをもうちょっと勉強したほうがエエんちゃう?と思いました」(大阪ミナミ勤務・26歳)  大阪のキャバ嬢にはまるで伝わっておらず「例えの意味をなしていない」という意見が聞かれた。「おもんないクセに例えツッコミする芸人と同じですよね」なんて辛辣なコメントまで飛び出したのだった。  また、各方面からは「女性蔑視では?」という声も多く聞かれた。なかには、少し前に炎上した「サイゼで喜ぶ女」など過去の炎上問題を思い出したというキャバ嬢もいる。
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マーケティング講座なのに「過去の炎上から学んでいない」
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東京都出身。20代を歌舞伎町で過ごす、元キャバ嬢ライター。現在はタイと日本を往復し、夜の街やタイに住む人を取材する海外短期滞在ライターとしても活動中。アジアの日本人キャバクラに潜入就職した著書『底辺キャバ嬢、アジアでナンバー1になる』(イーストプレス)が発売中。X(旧Twitter):@ayumikawano

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