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木下ほうか「性加害」報道に、熟女キャバ嬢たちは「闇が深い」と嫌悪感

―[キャバ嬢に訊け]―
 複数の女優への性加害疑惑を週刊文春で報じられた俳優の木下ほうか。 3月28日、木下が自身のツイッターに掲載した謝罪文には「一部事実と異なる点や記憶にないこともございますが、概ね間違っておりません」「女性から明確に拒否されているにも関わらず関係を持ったことや、薬物を用いて関係を持った記憶はございません」とした上で、無期限の活動休止を発表した。  その後の続報では、新たに3人の女優が性被害を告発した。なかには、処女だったのにもかかわらず性行為を要求された話や、別の女性からは「木下と居酒屋で飲んだ帰りにタクシーに押し込まれそうになったが、なんとか逃げ切った」という話まで出ていた。
カウンターバーでお酒を提供する女性

写真はイメージです。以下同(Photo by Adobe Stock)

 それを見て「大物芸能人の性的強要疑惑は闇が深い」と嫌悪感をあらわにするのは熟女キャバ嬢たちだ。今回の報道について熟女キャバ嬢たちの意見を聞いた。

木下ほうかの性加害報道に熟女キャバ嬢は「泣き寝入りしないでほしい」

「バイプレイヤーとして名高い俳優だったのに、今回の件は本当に残念ですよね。記事を読んだのですが、手口の卑劣さに開いた口が塞がりません。ワークショップとかで知り合った女優志望の女性に仕事の紹介や演技指導をすると匂わせて性的関係を強要していたんですよね。  ここ数年で男性が立場を利用して女性から性的搾取するという性被害をよく耳にします。木下さんに対して、新たに3人の女性が告発したのは#MeTooの波が広がっているってことですよね。被害を受けた女性には泣き寝入りしないでほしいです」  そう語るのは、都内の熟女キャバクラに勤務する優子さん(仮名・32歳)。ことの始まりは3月に週刊文春で告発された映画監督の榊英雄氏の性行為強要記事。映画業界に波紋が広がった。木下ほうかは榊監督作品に多数出演しており、彼からも同様の性被害にあったという女優が続出したのだ。

表現の現場に根強く残る言説

 芸能界はもちろん、“表現の現場”では、以前よりハラスメントが横行していた。昨年3月24日、「表現の現場調査団」が表現にかかわる活動・仕事をしている人たちを対象に行なったアンケート調査の結果を発表したが、調査に協力した1449人のうち、1195人が「(何らかの)ハラスメントを受けた経験がある」と回答。セクハラ経験は1161人、パワハラ経験は1298人、ジェンダーハラスメント経験は1042人と、いずれも1000人を超え、797人が「その他のハラスメント経験がある」と答えている。また、学生時代のアカハラ(アカデミック・ハラスメント)経験者も376人いた。  調査に協力した社会調査支援機構チキラボの荻上チキさんは、“表現の現場”ならではの特徴について、こうコメントを残している。 「表現の世界の特徴として、技法や評価の抽象度が高いために、指導時のコミュニケーションにおける非対称性が高まりがちであること。また、適度な『抑圧』があって、はじめて創造性が増すのだという、あまりに古めかしく、また根拠のない言説が根強いことがあります。  これらを背景に加害行為が指導のために必要であることのように行われ、放置されています。また、『この業界は特殊だから』『これくらいしないといい作品はつくれない』といった言説も、さまざまな被害を隠蔽してしまっている」(荻上チキさん) ナイトワークの女性 都内のスナックに勤務する恵理子さん(仮名・34歳)は芸能界における性被害の対策についてこのように指摘する。 「大体、不倫した芸能人は降板など何らかの責任を問われているのに、性被害を告発された芸能人にはお咎めナシということも多いのが納得いきません。過去にも被害女性が告発したケースはあるのに、ほとんど処分が下されず、対策されてこなかったと思う。それどころか告発した女性が『ハニートラップ』『枕営業』と揶揄される風潮まである。だから、声をあげにくいんでしょうね」  セクハラや性的強要が日常的に起こるのは芸能界だけにあらず。キャバクラには、“セクハラが多そう”というイメージがあるかもしれないが……。ある事件をきっかけに、昨今は減りつつもあるという。
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キャバクラでのハラスメントの実態
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