木下ほうか「性加害」報道に、熟女キャバ嬢たちは「闇が深い」と嫌悪感
―[キャバ嬢に訊け]―
複数の女優への性加害疑惑を週刊文春で報じられた俳優の木下ほうか。 3月28日、木下が自身のツイッターに掲載した謝罪文には「一部事実と異なる点や記憶にないこともございますが、概ね間違っておりません」「女性から明確に拒否されているにも関わらず関係を持ったことや、薬物を用いて関係を持った記憶はございません」とした上で、無期限の活動休止を発表した。
その後の続報では、新たに3人の女優が性被害を告発した。なかには、処女だったのにもかかわらず性行為を要求された話や、別の女性からは「木下と居酒屋で飲んだ帰りにタクシーに押し込まれそうになったが、なんとか逃げ切った」という話まで出ていた。
それを見て「大物芸能人の性的強要疑惑は闇が深い」と嫌悪感をあらわにするのは熟女キャバ嬢たちだ。今回の報道について熟女キャバ嬢たちの意見を聞いた。
木下ほうかの性加害報道に熟女キャバ嬢は「泣き寝入りしないでほしい」
表現の現場に根強く残る言説
都内のスナックに勤務する恵理子さん(仮名・34歳)は芸能界における性被害の対策についてこのように指摘する。
「大体、不倫した芸能人は降板など何らかの責任を問われているのに、性被害を告発された芸能人にはお咎めナシということも多いのが納得いきません。過去にも被害女性が告発したケースはあるのに、ほとんど処分が下されず、対策されてこなかったと思う。それどころか告発した女性が『ハニートラップ』『枕営業』と揶揄される風潮まである。だから、声をあげにくいんでしょうね」
セクハラや性的強要が日常的に起こるのは芸能界だけにあらず。キャバクラには、“セクハラが多そう”というイメージがあるかもしれないが……。ある事件をきっかけに、昨今は減りつつもあるという。
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東京都出身。20代を歌舞伎町で過ごす、元キャバ嬢ライター。現在はタイと日本を往復し、夜の街やタイに住む人を取材する海外短期滞在ライターとしても活動中。アジアの日本人キャバクラに潜入就職した著書『底辺キャバ嬢、アジアでナンバー1になる』(イーストプレス)が発売中。X(旧Twitter):@ayumikawano
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