更新日:2022年05月11日 16:27
デジタル

AirTagの位置情報を追って窃盗犯逮捕!Apple製紛失防止タグの使い勝手とは

AirTagを使って感じる思わぬ副産物

 実際にAirTagを使っている29歳会社員の佐藤雅道さんに話を聞いた。佐藤さんは、なぜAirTagを購入したのだろうか。 「Apple製品好きなのでAirTagの存在は知っていましたが、かなり用心深いタイプの自分には必要ないだろうと思い、4000円弱のお金をケチって買いませんでした。でもこの間、外出先で財布を失くしてしまったんです。幸いすぐに見つかり、中身のお金も全額無事でした。その財布に入っていた約5万円は、一度無くなったものと思ったので、そのお金を使ってAirTagを買ってみることにしました」  購入して以来、財布を失くしていないため、「AirTagの本領はまだ発揮していない」と語る佐藤さんだが、思わぬところで役立つ場面が多かったと語る。 「AirTagを買う人は、僕みたいに、主に外出先で物を失くすことを危惧して購入に至る人が多いと思います。でも実際に使ってみて、それ以外にも便利な機能があることがわかりました。例えば外出する前、家の中で財布がなかなか見つからない時がありますよね。そんな時はiPhoneからの遠隔操作でAirTagの音を鳴らすことができるので、すぐに見つけられるんです。普通に探しても1〜2分で見つかることが多いですが、たまに訪れる朝のもどかしい時間を短縮できるのは本当に助かります」

1年間に15時間の時間節約も

 また、AirTagが手元から離れると自分のiPhoneに通知が来る機能も、生活の助けになっているようだ。 「AirTagが手元から離れるとiPhoneに通知が来る設定にしているのですが、これもかなり便利です。一度財布を家に置き忘れたことがあったのですが、家から数分後に知らせてくれたため、取りに戻って事なきを得たことがありました。失くした時に初めて役に立つのではなく、日常から安心感を得られるようになったのは、買う前には気付かなかったメリットです」  一説によると、探し物に費やす時間は1年間で15時間に及ぶという。その15時間は、基本的に焦ったりイライラしたりするもの。「AirTagによって時間を節約できる上、日々の細かいストレスからも解放された」と佐藤さんは嬉しそうに語った。
次のページ
財布がバスの倉庫にあることがわかったケースも
1
2
3
お酒は飲めなくてもおつまみ大好き。趣味はゴルフ・筋トレ・パチンコ・神頼みの自称清楚系純情女子ライター。長所は諦めが悪いこと。「なせばなる」「なんとかなる」をモットーに、何事にも全力で取り組みます!  Twitter:@minnapikapika

記事一覧へ
おすすめ記事
ハッシュタグ