更新日:2022年05月31日 15:48
お金

夢の100万馬券のために覚えるべき‟たった1つのこと”

100万馬券を獲るために最も大事なことは

 しかし、それ以上に大事なことがあります。実はこれまでに挙げたような帯封をゲットするためにもっとも重要なことは…… 「荒れるレースを見つけること」です。  当たり前なのですが、100万馬券を獲るためには、100万馬券が出るようなレースを見つけ、そこで勝負することが重要になります。どんなに大穴から振り回しても、たくさん点数を買っても、そのレース自体が荒れなければ当然のことながら高配当が当たるわけはないですから。  もちろん、そう簡単に荒れるレースがわかれば苦労しないと思われるかもしれませんが、実際のところ波乱が起こりやすいレースというのは存在します。例えば先ほどの例でいえば高松宮記念。このレースでは2019年にも、3連単449万という特大の大万馬券が発生しています。高松宮記念はフルゲートになる上、馬場のバイアスがコロコロ変わるために、実力通りに決まりづらいのです。  先週大波乱となったNHKマイルカップも毎年荒れるレースとして有名でした。昨年までの過去10年で3連単10万超が7回もあり、そのうち2013年は123万馬券2007年には3連単973万という、帯封どころか、1000万円近い超大波乱が起こっていたレースです。  つまりレース傾向さえ掴んでおけば、ある程度荒れるレースというのは事前にわかるわけです。もちろん例外はいくらでも起こり得ますが、荒れる可能性が高いところで戦うことが、大きな馬券を獲るためには重要。金脈のない山をいくら掘っても金塊は出てこないわけです。

この春オススメの荒れるレース

 そこで、最後はこの春荒れる可能性のあるレースをピックアップしてお伝えしたいと思います。まずは、今週末に行われるヴィクトリアマイル。牝馬限定戦でとにかく荒れる一戦。過去10年で3連単10万超が5度、そのうち2017年には99万馬券と帯封目前の高配当、2015年には2070万馬券といいうG1史上最高配当が飛び出しています。  次にオススメが平安ステークス。こちらも過去10年で3連単10万超が5度という波乱レース。2014年には3連単146万馬券が飛び出しています。このレースはダートの1900mという特殊な条件で行われるうえに、ダートの中長距離戦線はなかなかビッグレースの開催がないため、多様な路線からメンバーが集結するために比較が難解な一戦。今年も波乱がありそうです。  最後に、ダービーデーの最終レースとして行われる目黒記念。こちらも毎年のように波乱が起こるハンデ戦で、昨年はブービー人気のアドマイヤアルバが3着に突っ込み、3連単は99万馬券過去10年で5度の10万超の配当が飛び出しており、夢の配当も期待できるレースとして知られています。堅い決着が多いダービーとは傾向がまったく異なるので、思い切って手広く勝負したい一戦です。 文/TARO
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