ももいろクローバーZ、活動15年目の野望「嵐やSMAPのような国民的グループに」
結成14周年記念日の5月17日、通算6枚目のアルバム『祝典』をリリースしたももいろクローバーZ(以下、ももクロ)。そのアルバムを引っさげて、現在は全国ツアーを開催中だ。
グループとしての活動はもちろん、最近では個人での活躍ぶりも目立つようになっているメンバーたちに、3年ぶりのアルバムとなった本作と、デビュー15年目に突入したももクロの現在について話を聞いた。
――『祝典』は前作のアルバムから、じつに3年ぶりのリリースとなりました。
百田 改めて3年と聞くと「やっぱり久しぶりなんだなぁ」と思います。アルバム制作期間は毎日スタジオに通うので、そういうアーティストっぽいスケジュールを過ごすのは久々でした(笑)。
佐々木 ももクロは新曲を出すのをついつい忘れがちなので、アルバムが出ないとなかなか新曲が増えないんですよね(笑)。気がついたら3年も経っていましたが、こうやって新曲をみなさんにお届けできてホッとしています。
玉井 3年の月日が流れる早さにも驚きだよね。 やっぱり、アルバムやシングルのリリースがあるから歴史はたどりやすくなるじゃないですか。私たちは、それがなかなか難しいんですよ。
佐々木 楽曲で歴史をたどるとめっちゃ浅いんだよね(笑)
玉井 でも、これから先、新しくももクロに出会うであろう方々にとって、このアルバムの存在はすごく大事になると思うので、出せてよかったです。
高城 この期間はコロナ禍もあったりして、自分たちにも成長できる部分がたくさんあったと思うので、それを全て出せたんじゃないかなと思います。
今の時代、今の時期だからこそ歌える曲だったり、3年前の私たちではいい味が出せなかったような曲がたっぷり詰まった一枚になっています。
――以前のももクロには表現できなかったと思う楽曲というのは?
高城 たとえば、アルバムの最後に収録されている『また逢う日まで』。これまでたくさんの方がカバーしてきたので、私たちにどう表現できるだろうと思っていたんです。
ひとつひとつの歌詞の意味を噛み砕きながらレコーディングをさせていただいて、編曲の宗本(康兵)さんに「ももクロ、大人になったね」とすごく褒めていただけたんです。「大人になったな」「よかったな」と思いました(笑)。

14年やってきたから出せる深み
「ももクロ、大人になったね」
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