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ガケっぷち競輪選手が「人生の勝負駆け」に成功。奇跡の1着の裏事情を本人が語る

弱すぎるとクビになる! 競輪特有の制度

競輪イメージ

A級チャレンジ戦に臨む選手たち
写真/セールス森田

 競輪には、選手のレベルを保ち、より向上させるために「代謝制度」というものが設けられている。これは一定期間の競走得点が下位の選手を強制的に引退させる制度で、誰もがこれを避けるべく日々鍛錬を重ねているのだ。この制度のおかげもあってか、時にクビ寸前の選手が「人生の勝負駆け」に成功し高配当を叩き出すことがあるのだ。  今年3月に静岡で行われたレースでも、クビギリギリのラインで戦うベテラン選手が「人生の勝負駆け」に成功する奇跡を起こした。基本的に点数が低い選手が着る緑色の「6番車」のユニフォームを身に纏って出走したのは、44歳の原野隆選手。そのとき彼は、とてもクビのラインと戦っている選手とは思えない華麗な走りを繰り広げ、見事1着となった。  3連単の売上票数が約43200票の中、原野選手を頭にした「6-4-1」の車券が売れた枚数は僅か7票。奇跡の46万車券という超高配当を叩き出したのだ。  その立役者である原野隆選手に話を聞いた。期待されていない中での奇跡の快勝について、彼はどう思ったのだろうか。

競争得点69.99点×2でクビリーチ発生!

――まずは代謝制度について教えてください。 原野:競輪は1月から6月の前期と7月から12月の後期の2つの期に分かれています。それで男子の場合、A級3班で競走得点が2期連続で70点未満だと次の3期目が代謝の対象になるんです。その対象となるのは毎期100人くらいですね。それで3期分の平均点ワースト30人がクビになります。 ――最後は平均点ということは、3期目で高得点を取っても、その前の2期分が悪すぎると危ないってことですか? 原野:そうです。以前、1期目で64点、2期目で68点で対象になったので、3期目に必死で走って74点を取ったんですが平均すると68点。下位30人に入るボーダーラインは毎回違うので危なかったことがありますよ。 ――原野選手の今期の得点は67点ですよね? 原野:はい。でも、前の期で70点以上取っているので一回リセット。今は1期目扱いのフレッシュな状態です(笑)。
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得意バンク静岡での奇跡
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