キャバ嬢とガチ恋した男の末路「コロナ禍で20万円のお金を貸したのに…」
キャバクラ嬢と男性客が恋に落ちて交際することは決して珍しくない。キャバクラ嬢だって普通の女性だし、客と恋愛の1つや2つくらいするだろう。だが、キャバ嬢と恋愛して最終的に幸せな結末を迎えるケースは少ないと思われる。
今回ご紹介する会社役員・Kさん(44歳)もその1人。Kさんは3年前、日本がコロナ禍で騒がれる前に大阪のラウンジに勤務するホステスに恋をした。しかし、待っていたのは……。
「最初は同僚との付き合いで連れて行ってもらったのですが、まさか自分がハマるとは……。彼女は32歳で独身。第一印象は『キレイな人だな』でしたね。僕みたいな中年の既婚者を相手にしてくれるとは思っておらず、最初に連絡先を交換したときも社交辞令だろうって」
その日から毎日のように、彼女から連絡が来るようになった。内容は「Kさんともっと仲良くなりたい」「今度、食事でも行きませんか?」と好意的なものだったという。Kさんは「どうせ営業だろう」と思っていたが、まんざらでもなかった。そこで、接待と称して彼女に会いに行ったのだ。
「接待は大成功で取引先も『いい店だね』と上機嫌でした。彼女は特にお客さんに付きっきりだったので、僕もそれを見て彼女に対しての淡い期待は消えていきました。でも、帰り際に彼女からこっそりとメモを渡されたんです。『今度は1人で来てくださいね』と書かれているのを見て、さっきまでの消えかけた気持ちはどこへやら。これがLINEなら何も思わなかったんでしょうけれど、手書きのメモだったから勘違いしてしまったんでしょうね……」
それから、彼女の店に通うようになったKさん。「付き合う」などの言葉はなかったが、店の中では彼女の“恋人”として扱われていたという。
「僕が店に行くとママが『◯◯ちゃん、彼氏さんいらっしゃったよー』と彼女に言うんです。今考えれば、水商売の常套手段だと分かるのですが、そのときはその言葉を信じていました。でも、実際に恋人らしいこともしていたんです。
彼女はレギュラー出勤だったのでデートは同伴かアフターのみですが、体の関係も数回ほどありました。そこまでいけば、僕だって付き合っていると認識するじゃないですか。しかし、それから半年ほど経った頃、彼女とは2度と会えなくなったしまったんです」
社交辞令だと思っていたけど…
店では“恋人”扱い
東京都出身。20代を歌舞伎町で過ごす、元キャバ嬢ライター。現在はタイと日本を往復し、夜の街やタイに住む人を取材する海外短期滞在ライターとしても活動中。アジアの日本人キャバクラに潜入就職した著書『底辺キャバ嬢、アジアでナンバー1になる』(イーストプレス)が発売中。X(旧Twitter):@ayumikawano
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