恋愛・結婚

キャバ嬢とガチ恋した男の末路「コロナ禍で20万円のお金を貸したのに…」

コロナ禍の悲劇

スマートフォンを操作する女性 異変が起きたのは2020年2月。新型コロナの感染が広がり、日本中が不穏な空気に包まれていた頃だった。それに伴い彼女の店でも客が激減し、追い込まれていたのか『店に来てほしい』という連絡が絶えなかったという。 「行きたい気持ちはやまやまでしたが、会社から飲み会を控えるように言われていたのでできませんでした。そんなとき、彼女から『お店が無理ならせめて外で会いたい』とデートに誘われたんです。  久しぶりに会った彼女はやつれていました。コロナ禍で出勤を減らされてしまったため、不安で夜も眠れなくなったと言っていました。さらに、今住んでいるマンションの家賃が払えなくなったので家賃の安い家に引っ越すことにしたとも。そこで引っ越し資金として僕に20万円ほど貸してほしいと言ってきたんです」

「20万円ほど貸してほしい」

 彼女の言葉を聞いて最初は渋ったというKさん。すると、彼女の次の手が……。なんと、Kさんをホテルに誘ったのだ。 「さすがにベッドの中でもう1度お願いされたら断れませんでした。財布の中には10万円ほどしかなかったのですが、すぐにもう10万円をおろして彼女に貸してしまいました。彼女には『ありがとう、お給料が入ったら必ず返すね』と言われましたが、こんな状況で返すのはなかなか難しい。つい『返済はいつでも大丈夫だから』と言ってしまったんです」  金の切れ目は縁の切れ目……。その日を境にKさんは2度と彼女に会えなくなってしまった。
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彼女と連絡が取れないまま…
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東京都出身。20代を歌舞伎町で過ごす、元キャバ嬢ライター。現在はタイと日本を往復し、夜の街やタイに住む人を取材する海外短期滞在ライターとしても活動中。アジアの日本人キャバクラに潜入就職した著書『底辺キャバ嬢、アジアでナンバー1になる』(イーストプレス)が発売中。X(旧Twitter):@ayumikawano

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