ユニクロが値上げして儲かるのはメルカリかもしれません。今でもメルカリの取引高で最も多いブランドは「ユニクロ」。ただ　でさえ盛んなユニクロのCtoC、値上げによりさらに活発になることが容易に想像できるでしょう。 　また、アメリカ企業「スレッドアップ(ThredUP)」の試算によると古着市場は今後5年間で倍増するという見通しがあります。 　政府もこれを後押しするのではないかと見られており、ファストファッションなどの大量生産品の廃棄を終わらせるため古着取引の促進にインセンティブを与える政策が出るのではないか、とも。 　サステナブルが謳われる昨今、その流れに最も逆らうのがアパレル業界です。 　日本で流通する洋服は50%がなんらかの形で廃棄処分されているというデータもあり、時代に逆光する大量生産大量廃棄が続いています。 　受注生産などにシフトすれば環境問題は解決できますが、洋服を受注や予約までして購入するのは相応に服に対して興味がある顧客のみ。普通は「すぐに持って帰れないなら他で買う」と思うでしょう。