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衝撃の「ユニクロ大幅値上げ」…アパレル業界の値上げが今後も続く理由

大量廃棄が前提で生産される衣類品

アパレル また、洋服屋さんは2:8(ニッパチ)の法則と呼ばれており、2割の売れ筋を8割の見せ筋(見せるためだけの陳列商品)で売るのが一般的。  たくさんある中からお気に入りを見つける、これが消費者の望む購買行動ですから……2割の売れ筋だけ並べておくわけにはいかないのです。  すると受注生産もダメ、売れないものも作らなくてはいけない、そう考えるとどうしても大量廃棄を免れません。そこでリサイクルや古着取引しかないだろうと。つまり「作るならリサイクルとリセールを考えて販売しろよ?」と政府は求めるのではないかと。

ハイブランドも自ら古着市場に参入

 実際、ハイブランドはすでに古着市場に踏み込んでいます。  ヴァレンティノは自社製品の独自買取とヴィンテージの専門店をスタートさせており、オフィシャルに古着流通に介入しはじめました。数社これに続いており今後古着市場はブランドも公的に認めるものとなりそうです。  また、古着の買取で新作購入にポイントを与える、また新作発売時にリセールバリュー……つまり「1年使って下取りしたらこの金額になりますよ」提示することも可能になる。すると古着市場に介入することで新作販売のハードルを下げることにもつながるわけですね。  このように値上げだけでなく古着市場が伸びる要因はいくつもあります。今後は古着市場が活発になっていくことでしょう。
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