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7週連続勝利継続中!ゴールデンルーキー今村聖奈騎手の馬券の狙い方

ダート中長距離は買い、短距離は疑え!

競馬

一般的に若手騎手は短距離・先行策で活躍することが多いが…
写真/橋本健

 中長距離以上で結果を出しているということが何を示すのか? 1つは、技術や判断力の高さだと思います。一般的にスピード勝負になる短距離戦と違い、道中の判断力をより求められる中長距離戦は経験がモノをいうとされます。  加えて、馬を気分よく走らせる技術も、より長い距離でこそ生きてきます。あの武豊騎手がもっとも多く勝っているG1は、国内G1で最長距離となる3200mの天皇賞(春)。それだけ中長距離戦は、本来若い騎手にとっては不利な舞台なのです。  馬券的な狙いもやはり中長距離戦で、特にダートでは明確な傾向が出ています。 ・今村聖奈騎手のダート距離別成績 1400m以下(2-3-0-56)勝率3.3% 3着内率8.2% 複勝回収値 20円 1800m以上(10-5-5-30)勝率20.0% 3着内率40.0% 複勝回収値 124円  ご覧の通り一目瞭然、圧倒的にダートでは短距離よりも中長距離で結果を出しています。  つまり、「今村聖奈のダート中長距離は買い、短距離は疑え」というのが現時点での有効な馬券戦略です。

藤田菜七子騎手との決定的な違いは腕っぷしの強さ?

 もう1つ、今村聖奈騎手にはこれまでの女性騎手にはない特徴があります。それは、巨漢馬を動かせることです。まだ騎乗数は少ないものの、デビュー以来520kgを超える超巨漢馬とのコンビで、すでに2勝を挙げています。  たかだが2勝と思われるかもしれませんが、この2勝はなかなか価値があります。同じ女性騎手として2016年にデビューしている藤田菜七子騎手と比較すると、その価値の高さがよくわかります。  藤田菜七子騎手はデビュー以来これまで、520kg以上の馬には69回騎乗していますが、僅か1勝のみ。小柄な馬とは相性がいい一方、巨漢馬では苦戦傾向だったのです。これは腕力で劣る女性騎手なら仕方ないものと思いましたが、今村聖奈騎手はまだ騎乗機会が少ないとはいえ、その点でも将来有望といえそうです。 ・520kg以上の馬での成績 藤田菜七子騎手(1-1-2-65)勝率 1.7% 今村聖奈騎手(2-0-0-1)勝率 66.7%  また、データで数値化できるものではありませんが、馬を気分よく走らせるのも非常に上手く感じます。本来不利であるはずの外枠でも大きく成績が落ちない点や、中長距離で強いのもそのためでしょう。  そう考えると、これから本格化する夏のローカルでも注目。現状はダートが中心とはいえ、今後は馬場が荒れる小倉や新潟芝での活躍にも期待できそうです。実際5月の新潟開催では、アドマイヤグリーゼとのコンビで外から上手く脚を伸ばすなど活躍の兆しを見せています。  有力馬に乗る機会が増えれば増えるほど期待度が良くも悪くも上がっていくとは思いますが、我々ファンも特徴を掴んで上手に付き合っていきたいですね。 文/TARO
競馬予想ブログとしては屈指の人気を誇る『TAROの競馬』を主宰する気鋭の競馬予想家。最新の著書に『競馬記者では絶対に書けない騎手の取扱説明書』(ガイドワークス)、『回収率を上げる競馬脳の作り方』『回収率が飛躍的に上がる3つの馬券メソッド』(扶桑社)が発売中。
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