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『ちむどんどん』に沖縄の人が怒ってる? 批難される理由と本当の評価

NHK朝ドラ『ちむどんどん』をめぐる賛否の声

ちむどんどん

番組公式ホームページより

 NHK連続テレビ小説『ちむどんどん』に賛否両論あるのはよく知られている通り。  批判されるのはやむを得ないだろう。ヒロインの暢子(黒島結菜)は他人の心情が推し量れない人。その夫・青柳和彦(宮沢氷魚)は、6年交際した婚約者の大野愛(飯豊まりえ)を葛藤なく捨ててしまった。これでは見ていてイラッとする。  それに留まらない。暢子の兄・比嘉賢秀(竜星涼)は29歳になっても勤労意欲が乏しく、一攫千金を狙ってばかり。ついには1976年から法規制されたマルチ商法にまで手を出した。正真正銘のアホだ。母親の優子(仲間由紀恵)は賢秀の自立にマイナスだと気づかず、甘やかし続けている。やっぱりイラッとさせられる。

決して悪くない視聴率

 だが、視聴率は決して悪くない。例えば暢子と和彦が「アッラ・フォンターナ」で披露宴を行った18日放送の第90話は世帯が16・5%で個人全体が9・3%。前作『カムカムエヴリバディ』の終了約1カ月前の水準と変わらない(3月7日、世帯16・8%で個人全体9・3%、いずれもビデオリサーチ調べ、関東地区)。  朝ドラは固定視聴者が多いせいもあるが、無意識のうちにイラミス(イライラするミステリー)と同じ感覚で見ている人もいるのではないか。そんなドラマは過去にも無数にあった。例えばTBS『恋はつづくよどこまでも』(2020年1月期)である。主人公の新人ナース・佐倉七瀬(上白石萌音)がミスを繰り返すことなどから、見ていてイラッとさせられることが少なくなかったが、それもスパイスとなり、ヒット作となった。  もちろん『ちむどんどん』にイラつかず、純粋に楽しんでいる人も大勢いるはず。ドラマも映画も演劇も評価は人それぞれ。十人十色である。みんな同じ感想を抱いたら、かえって気味が悪い。  ただし、聞き捨てならないのは「沖縄の人が怒っている」という声である。本当か? 誰かを傷つけるドラマや反社会的ドラマがあったら、それは許されない。一人ひとりが「傑作」、「駄作」などの評価を下すのとは別次元だ。沖縄の人に聞いてみた。
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沖縄の人たちの声は?
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