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『ドラゴン桜』東大生も納得した「日本人に英語が苦手な人が多すぎるワケ」

間違いがあっても意味を察して補完できる

 そういわれると、僕は、以前福岡の港で外国人旅行客から道案内を頼まれたことがありました。右も左もわからない福岡の地で、知らない名前の島を指して「ここへ行きたい」と尋ねられてしまったのです。  声をかけられた瞬間は「やばい、英語か、できないな」なんて戸惑いましたが、よくよく考えてみたら自分でも意外なほど冷静に対応することができました。  というのも、僕らが外国人のカタコト日本語を聞くときに多少、意味が間違っている言葉でも意味を察して補完するように、彼らも僕らのカタコト英語をニュアンスで察してくれるはずだと気づいたのです。

「相手に意味を伝達する」が目的

 たしかに、最初こそ、パニックになるあまり「あれ、『船に乗る』って”ride”なのか、”get”なのか”take”なのか、どれだろうわかんないな」なんて考えていました。  とはいえ、よくよく考えたら相手も人間なんですから、多少のニュアンスの違いはあれど、「乗る」というような意味合いの単語を使えば推測して「あー、『船に乗れ』って言いたいのかな」と察してくれるはずです。  なんなら単語だけでも通じるでしょう。”ride” “ship” “here”だけでも地図を指さしたり身振り手振りを大きく使ったりすれば、なんとなく意味は伝わるはずです。確かにダサいしカッコ悪いですが、「相手に意味を伝達する」という第一の目的さえ果たすことができれば、それでいいはずでしょう。
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「英語ができない」の最大の要因
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