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梅沢富美男、ペットの“飼育放棄”問題に一喝「飼えないなら飼うなよ!」

預かりボランティアを通じて思うこと

梅沢富美男さん

梅沢富美男さん公式Twitterより。梅沢さんは前の飼い主が亡くなったことで保護犬となったマリさんの里親になりました

 梅沢さんは、さまざまな保護犬の預かりボランティアにも取り組んでいます。預かりボランティアとは、施設に保護されている犬猫を一時的に飼育管理するボランティアのこと。預かりで来るワンちゃんのなかにも、身勝手な理由で飼育放棄された子もいるようです。 「今預かりボランティアとして7ヶ月のプードルを預かっています。名前もついてなくて、うちでは『ペロちゃん』って言ってるんですけど。でもやっぱり元気がないんですよ。幼少期に身勝手な飼い主に飼育放棄されてしまっていたからなのか、やっぱり老犬とは少し違った“おとなしさ”があるんです。毛もボサボサだったからトリミングをお願いしましたが、身体が弱いからすぐにカットできないと……。可哀想ですよね。こういう子を見ると、改めて『飼えないなら飼うなよ!』と言いたくなります。

お年寄りが犬を飼いたいなら老犬の保護を

 実際に預かりボランティアを行なっている梅沢さんの「飼えないなら飼うな」という言葉には、非常に重みがありました。この「飼えない」の言葉の意味としては、「教育ができずに無責任な飼育放棄」といったものだけではないと思います。  身寄りがなくて寂しくなり、ペットを飼い始めるご高齢の方もたくさんいて、ペットよりも先に自分が亡くなってしまうというケースも少なくありません。ご高齢の方がペットを飼いたくなったとき、梅沢さんは「老犬の保護をしてほしい」と強調しました。 「僕はお年寄りの方が犬を飼うなら老犬の方が良いと思います。歳をとった犬は『自分がここでどうしたら生きていけるか』を考えることができるんです。ワンちゃんも経験が積まれることでルールを守るようになる。大人の犬は基本的に躾ができていますからね。それを僕は目の前で実感しているので、お年寄りが犬を飼いたいと言ったときに勧めるのは老犬なんです。  それと『最期まで面倒をみる』という意味でも、ご高齢の方は老犬を飼ってほしいです。犬の寿命はある程度決まっています。飼育放棄の理由も『亡くなって飼う人がいなくなった』というのが多いですが、おそらくご高齢の方が子犬が可愛くて飼ったケースもあるでしょう。その子のことを想い、最期まで面倒をみることを念頭に置いて考えてほしいです」
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どうしたら飼育放棄がなくなるのか
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