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日本人元アイドルのYouTubeがタイでブレイク「登録者20万人の9割がタイ人」の理由

美味しいもの探しと撮影に日々努力!

行列

行列店にも並びます。お腹が空いても我慢

 日々、美味しい食べ物の情報を探し続けるHarupiiiさん。インターネットの口コミを頼りにすることが多いそうです。 「検索はタイ語でするようにしています。日本語だと、もう皆が知っているお店しか出てこないので」  そんな知る人ぞ知る地元の名店で撮影するべく、昼夜を問わずに駆けまわります。 「朝2時間で完売してしまうお粥屋の撮影のときは午前5時出発でした。最大行列2時間待ちの麺のお店は、平日の閉店30分前の午後22時半に行く作戦をとりました。それでも20分くらい待ちました」  他にも巨大デザートを食べたり、昆虫食に挑戦したり(本人いわく「不味くはないですが、もう一度食べたいとは思いません(笑)」)と日々楽しい動画がアップされています。  Harupiiiさんの食レポはタイ人のハートをガッチリつかんでいるわけですが、もう一点愛される理由があります。それは彼女の“正直さ”です。美味しいものは満点の笑顔になりますが、反対の場合どうしてもそれが表情として出てしまいます。  マネージャーによると、わざわざ撮影に行ったのにボツにした動画もいくつもあるとか。宣伝などを頼まれた企業案件も、まずは食べてみて味を確認してから引き受けるかどうか決めるといいます。 「動画を観てそのお店に行く視聴者が多いので、信頼を裏切ることはできません」

タイ語習得の極意「“分かったふり”をしない」

食べ物

南の島で「いただきます!」

 Harupiiiさん得意のタイ語ですが、どうやって身につけたのでしょうか? 「来た当初1年ぐらいはタイ語学校に通っていました。その後はタイの人たちと実際に喋って覚える武者修行ですね」  実はHarupiiiさんは、日本にいた頃は人見知りだったそう。しかし、タイで初対面の人たちと話すようになってそれが克服できたのだとか。 「私のタイ語はまだまだです。上達のため、気をつけていることがあります。会話をしていて分からない部分や単語が出てきた場合は、“分かったふり”はしないこと。分かるまで何度も聞くようにしています」  そういった場合でも、タイの人たちは面倒くさがらずにちゃんと優しく説明してくれるそうです。
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ドラマやCMにも出演!
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バンコク在住のフリーライター。タイを含めた東南アジア各国で取材、JAL機内誌スカイワードやアゴラなどに執筆。観光からビジネス、エンタテインメントまで幅広く網羅する。NHKラジオなどへの出演も行っている。世界100ヵ国以上の現地在住日本人ライターの組織「海外書き人クラブ」会員。

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