海外の最新研究で証明された「『根性論』を軽視してはいけない意外なワケ」
元プロボクサーの細川バレンタインと申します。第40代日本スーパーライト級王者ですが、パンチの打ち方などを解説しません。元外資系金融機関営業マン、会社経営などを経験してきた特異な経歴を踏まえながら、ビジネスや教育についてYouTubeなどで発信を続けています。
「根性論」
この言葉を聞くだけで「気待ち悪い!」と感じてしまう人は、多いのではないでしょうか?
現代において、この根性論という言葉は、ネガティブな意味合いが強いものになってしまっていると感じています。
これは根性論が「理論」の対極にある言葉として理解されてしまっているからだと思うのです。
しかし、見た目からは信じられないかもしれませんが、ハーフの私は「根性論」が大好き! 「根性論」こそ、理論とシナジーのある考え方だと理解しています。
皆さんは、「GRIT」という言葉を耳にしたことはあるでしょうか?
この言葉は、アメリカの心理学者でペンシルヴァニア大学のアンジェラ・リー・ダックワース教授が提唱したもの。ダックワース教授は、「人生において成功の鍵を握っている能力とは何か?」という研究に取り組んだ一人として有名な方です。
成功に真に必要な能力(IQ、記憶力、体力など)を調べた結果、下記の4つの能力が、成功に最も関係しているという結論に至り、それぞれの頭文字を取って「GRIT」と呼んだのです。
・Guts(ガッツ):困難なことにも立ち向かう度胸
・Resilience(レジリエンス):苦境にもめげずに立ち直る復元力
・Initiative(イニシアチブ):自ら目標を見つけて取り組む自発性
・Tenacity(テナシティ) :最後までやり遂げる執念
ダックワース教授の書籍は、近年日本でも出版されているのですが、この「GRIT」という言葉が、日本語では「やり抜く力」と定義されているのを見て、私は腹を抱えて笑ってしまいました。「こんなもの、ずっと昔から日本で言われ続けている『根性』じゃないか⁉」と思ったからです。
なぜ「根性論」にはネガティブな印象があるのか?
人生において成功の鍵を握る「GRIT」
元プロボクサー。1981年、ナイジェリア人の父、日本人の母から生まれる。2006年、25歳でボクシングプロデビュー。外資系金融機関で営業マンを務めるかたわら、2017年に第40代日本スーパーライト級王者となる。2021年に現役引退し、現在はYouTubeチャンネルの運営、不動産事業、宿泊事業を手掛けている
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