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パチンコ業界最大のタブー「くぎ曲げ」問題。立て続けに逮捕者が出た裏事情

くぎ曲げはパチンコに必須だが違法

パチンコ

写真はイメージ

 11月7日に宮城で、翌々日の9日には京都でと、行政によるホールの摘発が相次ぎました。容疑は風営法違反の未承認変更、くぎ曲げです。パチンコにおいて“くぎ”は入賞率の良し悪しを左右するものであり、これを「曲げる=調整する」ことは出玉の管理、つまりは営業面で必要不可欠なもの……というのが業界内での常識。多くのホールで日々行われている店長などの管理者にとっては当たり前の仕事でもあります。  そんな日常業務で摘発されたとしたらすべてのホールが対象になってしまい、「業界自体が成り立たなくなる可能性もあるのでは」と思う人もいるでしょう。でも実際には、そうはなりません。  くぎは稼働している間はつねに玉が当たり続けることで、徐々にではありますが自然と曲がっていきます。となると本来の形、現状では納品段階の状態ではなくなってしまい、これはこれで本来の形と違いますから違法状態とされる怖れがあるわけです。  そこでメンテナンスとして元の形に戻すための、くぎ調整が必要になってきます。行政側はこれについては特にあれこれ言いませんが、メンテナンス=利益調整のためのくぎ調整については厳しい姿勢で臨んでいるわけで……。今回のニュースは、改めてそのことを業界に示したと言えるのではないでしょうか。

くぎ曲げとソープランドは同じ次元の話か

 パチンコ業界と同じく、風営法に関わる業種としてソープランドがあります。これも現実的にはあんなことやこんなことが行われていますが、あくまで自由恋愛という「たまたま客と嬢がその場で恋に落ちてしまった」という建前で黙認されていますよね。だからといって「行政側として完全に認めているわけではない」ということを示すためなのか、定期的に管理売春で摘発しています。  くぎ調整も同様で、メンテナンスという建前で黙認しつつも、あまりに目に余るようだとしっかり摘発して押さえつけておく。警察行政は風営法だけではなく、例えば道路交通法関連でも現場の判断で少々のスピード違反は見逃してくれたりと、悪質性やその場の状況などで柔軟に法規を運用しているなという印象です。
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パチンコメーカーが作る「くぎ確認シート」とは
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