更新日:2022年12月09日 23:07
お金

パチンコ業界最大のタブー「くぎ曲げ」問題。立て続けに逮捕者が出た裏事情

なぜ行政は今回のくぎ曲げを問題視したのか?

 今回摘発されたホールがどこまで曲げていたかは存じませんが、どうやらネットの書き込みなどを見る限りは特に一般入賞口付近を潰していた模様。一般入賞口はメーカーを巻き込んだくぎ曲げ問題でも重要視された部分で、玉持ちを左右する、つまり投資ペースを遅くして射幸性が低くなるベースに関わる部分ですから、行政側としても見過ごせなかったのでしょう。  業界の健全化を推進している団体も、立ち入り検査の際には重点的にチェックするところでもありますから、潰せば利益が上がりやすくなるとはいえ、やっぱり一般入賞口付近を調整するのは悪手であると言わざるを得ません。

ヘソをがばっと開けてくれたら……

 一般入賞口を潰した分、ヘソをがばっと開けてくれていたらファン心理としては優良店だなと思います。でも残念ながらそんなホールは見たことはなく、くぎ確認シートというガイドラインを無視しているような遵法精神のないホールは、色々な面でやっぱりダメなんだろうなと受け止めておいたほうが良さそうです。 文/キム・ラモーン
ライターとして25年のキャリアを持つパチンコ大好きライター。攻略誌だけでなく、業界紙や新聞、一般誌など幅広い分野で活躍する。
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