お金

元セクシー女優が業界の“給与システム”を暴露。企画単体女優の1本あたりの相場は

稼げなくても女優を続けたい人も多い

たかなし亜妖さん「そこまでして業界にいる必要性は?」と多くの人が疑問に思うはずだろう。けれども、セクシー業界に留まりたい事情は人それぞれ。女優として有名になりたい人も多ければ、女優の肩書を活かして風俗業に主軸を置きたい人もいるし、持病やらの問題で一般職への復帰が厳しい、そんなパターンさえある。  企画女優は大きく跳ねれば単体女優以上の収入を得られる可能性を秘めているが、その分競争は激しい。今活躍する女優たちはそんな戦いを生き抜く、とても逞しい存在と言っても過言ではないと思う。  セクシー女優たちがギャラ事情について尋ねられるのを嫌うのは、ただ単に質問内容のデリカシーのなさに嫌気が差しているだけではない。真実を教えれば業界外の人間に「安すぎる」「もっと稼げるかと思った」に加え、「なんでわざわざこの仕事をしているの?」と言われがちだからである。

作品はお金を払って観てほしい

 先ほども軽く説明したが、この仕事を続ける事情や理由は人それぞれであることはご理解いただきたい。そして業界を潤わせ、どの女優も満足するギャラを生み出すためにはユーザーの協力が必要不可欠ということだ。  現在は無料で作品を観られるサイトが増えてしまったために、どのメーカーも売り上げが落ち、以前のような予算感で撮影を組めなくなっている。AV新法の件もあり、作品を乱発することが不可能になれば、より一層ギャラに関しても厳しさが増す可能性が高い。  このままでは業界が枯渇していく一方だ。メーカーが潤わなければ、当然ながら作品も女優も消えていく。もしかするとこれはそう遠くない未来なのかもしれない。この記事を読んで少しでも同情心が湧いたのなら、ぜひ無断転載ではなくお金を出して作品を購入してほしいと思う。 文/たかなし亜妖
元セクシー女優のフリーライター。2016年に女優デビュー後、2018年半ばに引退。ソーシャルゲームのシナリオライターを経て、フリーランスへと独立。WEBコラムから作品レビュー、同人作品やセクシービデオの脚本などあらゆる方面で活躍中。
Twitter:@takanashiaaya
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