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コンビニのレジで「これ」しか言わない客は意外と多い。戸惑う店員の本音

中華まんの受け渡しミスを“装った”セコい客も

中華まん 中華まんの種類を間違えるなどの“商品の受け渡しミス”といえば、それを装ったセコい客もいる。  数年前の夕方、60代と見られる労働者ふうの男が店にやってきた。その男がこう言ったのだ。 「昨日、この店でカレーまんを頼んだんだけど、店員が間違えてピザまんを渡してきたんだよ。もう商品は食べてしまったけど、カレーまんを弁償してくれないかね?」  筆者は直感で“怪しい”と思い、冷静に対応する。 「レシートはお持ちでしょうか?」 「捨てちゃってないよ」 「レシートがないと無理です」 「でも違う商品を間違ってもらったのだから、カレーまんを下さいよ〜」  なぜか申し訳なさそうに頼み込んでくるが、怪しさは増す一方だった。

驚愕の事実が発覚

 そこで、筆者がこう続ける。 「では、防犯ビデオを確かめますので、昨日の何時に来店しましたか?」  すると、男はバツが悪くなったのか「夕方で時間はわからないよ」とこぼしたのち、スタスタと帰っていった。  店長が外から戻ってきたので報告すると、呆れたように言う。 「そんなわけないだろ。だって昨日は在庫がなくなってカレーまんを出してないもの」
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レジで「これ」は外国人客だけではない
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