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「買ってはいけない福袋の見分け方」を解説。“お得に見える福袋”のからくり

「店長のオススメ系福袋」は避けたほうが良い

福袋

写真はイメージ

 続いて「店長のオススメ系福袋」についての注意点を解説。こちらもネット販売系でよく見かけるが、MOMOTA氏は「お得に感じたことはないです」と語った。 「地域の有名店などで出している『店長のオススメ福袋』は、店の名前を汚すことを嫌うためにそれなりの福袋ですが、基本的にはあまり手を出さないことをオススメします。過去にこの手の福袋を3個ほど購入しました。よくよく考えてみれば、どこの誰だかわからないような店長のオススメを購入してしまった自分を悔いてます(笑)。内容はどれも全くお得感がない定価商品が詰まった福袋だったのです。  当然、なかにはスタッフさんが一生懸命に企画して作り上げる素晴らしい福袋も存在しますので、すべてではないことを付け加えさせて頂きますが……」

今年の福袋の傾向は

 逆にオススメできる福袋について聞くと「家電やコスメはお得です。最初から中身も定価もわかるので、どのくらいお得なのかがハッキリわかるので」と解説。  そして、最後に今年の福袋事情について話を聞いた。 「今年は驚くほど福袋が少ないです。円安の影響もありますが、中国の新型コロナの影響が大きいようで。ファッションは福袋用の服が生産できない状況の企業もあるようです。そう考えると、クレームが多いファッション系は特に、福袋を出してくれるだけありがたいですね」  どうしても「得をしたい」という気持ちで購入する人が多い福袋。しかし「在庫処分」がルーツになっていることを考えつつ、ネット社会となった現代は、前もって得かどうかをリサーチしてから購入することがコツと言えるだろう。 取材・文/セールス森田
Web編集者兼ライター。フリーライター・動画編集者を経て、現在は日刊SPA!編集・インタビュー記事の執筆を中心に活動中。全国各地の取材に出向くフットワークの軽さがセールスポイント
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