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「パチスロの聖地」も閉店。スマスロ導入の裏で加速するホールの休廃業

スマスロを導入したいが導入できない事情

パチスロ

30年以上の歴史があり、パチスロファンからは‟聖地”と呼ばれた「グリンピース池袋西口店」が、1月末についに閉店した……

 昨年11月から導入が始まったメダルが不要なパチスロ「スマスロ」。メダルに触れないため、感染対策にも有効などの利便性と、有利区間ゲーム数の上限が撤廃されたことによるスペック面(=射幸性)の向上で、6号機時代になって低迷していたパチスロの救世主的存在と言われています。  さらに4月にはパチスロ4号機時代を盛り上げ、パチスロとしての販売記録でギネスにも登録されている大ヒットタイトル「北斗の拳」の後継機がスマスロで登場するため、パチンコ業界はにわかに活気づいていいます。  すでにホールの間では新台の購入枠、そしてスマスロ導入の際に必須となる専用ユニットの争奪戦となっているようで、資金力のある大手などは大量発注して導入を有利に進めようとしているとのことです。

ホール軒数は8000軒を割り込んだ

 スマスロの登場で盛り上がりつつあるかに思えるパチスロですが、実際のところはどうなのでしょうか。昨年1月末の旧規則機完全撤去のタイミングでは新規則機への入れ替えにかかる多大な経費を捻出できず、その時点で事業の継続をあきらめたに中小ホールが少なからず休廃業に追い込まれました。結果、ホール件数は8000軒を割り込むことにもなりましたが、この旧規則機から新規則機への入れ替えを乗り越えたホールは今後も事業を継続していくのではないか、そんな楽観的な考えもあったかに思います。  しかし2月以降も休廃業を選択するホールは少なくはなく、大手でさえ採算が悪化した店舗を閉鎖するようになっています。絶対的なファン人口が少ない以上、同じエリアに複数店舗を構えていても客が分散。経費ばかりがかかるのなら、店舗を集中と選択していくということなのでしょう。
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半導体不足がスマスロ導入に影響
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