更新日:2023年03月13日 14:59
お金

「パチスロの聖地」も閉店。スマスロ導入の裏で加速するホールの休廃業

大手と中小規模店の動向は…

パチスロ

ついに閉店してしまった「グリンピース池袋西口店」

 ただ大手の場合には店舗数を減らしても大型店舗を新たに出店するなどしており、実際のところ遊技機の総台数はそこまで減ってはいません。売上げは店舗数ではなく抱えている遊技機の台数によって左右されますから、より現実的な方向にシフトしているんでしょう。  一方、中小規模のホールは、なんとか新規則機に入れ替えたもののファン人口が増えない、同時に旧規則機よりも売上げが上がらず利益が取りにくい新規則機では、経営はさらに厳しくなってしまっていました。

半導体不足がスマスロ導入に影響

 そんな状況でスマスロが登場したとしても、スマスロの機械代に加えて専用ユニットを用意する費用も必要になるため、気軽に導入できるものではありません。しかも専用ユニットは世界的な半導体不足もあって、需要に供給が追いついていないのが現状です。  スマスロ導入前からホール関係者はどれだけユニットが集められるのか頭を悩ませていたわけです。それでも資金力があれば多少のプレミア価格でも買えますし、たくさん買ってくれる大手に対してはユニットメーカーも便宜を図ってくれるでしょう。  結果、大手はスマスロを大量導入している反面、中小は必要とする台数を導入できず、さらに導入したくてもできていないところも少なくありません。
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遂に聖地と呼ばれた店も……
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ライターとして25年のキャリアを持つパチンコ大好きライター。攻略誌だけでなく、業界紙や新聞、一般誌など幅広い分野で活躍する。

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