ファンとしても話題のスマスロを打ちたいもので、結果的にスマスロを導入していないホールへは足が遠のいてしまう。その結果なのかどうか、内部的な事情は分からないものの、かつては名店として名をはせていたパチスロ専門店が1月下旬に姿を消しました。 　グリンピース池袋西口店は、パチスロ専門店の草分けとして知られるグリンピースで最後まで残っていた店舗。最盛期には10店舗ほど展開し、1店舗のみパチンコも設置していたものの、それ以外はパチスロだけで営業していた、30年以上の歴史がある根っからの専門店でした。 　5号機に移行したタイミングで業界全体が低迷した際には、パチスロゲームセンターも手がけるなど新規事業にも積極的で、デスボイスとまで呼ばれたマイクパフォーマンスなどスタッフも熱意に満ちた、間違いなくパチスロファンにとっての聖地でもありました。 　しかし旧規則機撤去の影響で、昨年1月には新宿駅南口のランドマークでもあった新宿本店が閉鎖、9月には2店舗あった池袋エリアのもう1店舗である池袋東口店が閉まり、残っていたのは池袋西口店の1店舗だけ。 　パチスロ専門店から始まった運営法人はカラオケやホテルなどに事業を広げ、今ではそちらの方が有名かつ本業になってしまったものの、原点であるパチスロ専門店は「1店舗だけになっても残すんだろうな」と外野の立場からは勝手に想像していただけに、今回で全ての店舗がなくなるということに少々びっくりさせられました。