更新日:2023年02月24日 10:52
お金

「一撃89万円」の予約も…戻ってきた訪日客で民泊が絶好調。狙い目の物件は

注意すべき点

予想収益
予想収益

鳩子氏が運営する物件の予約画面と予想収益。8月後半まですでに予約が入り、長期滞在が入ったことで一括89万5000円の入金が発生

「初心者は物件購入から予約開始まで1か月ほどは必要だと思いますが、その後すぐ予約が入れば最短で24時間後には入金されます。  実際に’22年12月に始めたあるオーナーさんは、1月にはすでに入金が発生しています」  注意すべき点もある。 「民泊の代行会社もありますが、へたに頼むと売り上げから2割ぐらいの手数料を払う必要があり、初期投資の回収が遅くなってしまう。  コロナ禍で赤字になって撤退したオーナーは、そういう“他人任せ”な人が多かった。最初はできる限り自分一人でやったほうがいいですよ」

観光地で始めるなら「家主居住型」の民泊

 ほかに、観光地に住みながら民泊を展開する方法もある。湘南で「家主居住型」の民泊を営んでいるのが深瀬氏だ。 「コロナ前は1~2泊の短期利用が多かったのですが、最近は1週間以上の予約が多いですね。ウチは平日なら一泊7000円、休日が1万3000円なので、月の売り上げは15万~18万円です。  居住型の民泊だとコストに家賃が含まれないですし、湘南は都内よりも単価が高く設定できるので、月に数組の予約が入れば十分に利益が出せるんです。駅までの送迎サービスなど差別化を加えるとリピート率も上がりますね」  また、深瀬氏は民泊以外にレンタルスペースも運営中だ。都内を中心に7軒を運営して、繁忙期で150万円ほどの利益が出ているという。 「コロナ禍で需要が多かったパーティ利用よりも、好調なのがアマチュア向けの撮影スタジオです。近年は推し活の人気で空前の個人撮影ブーム。  一日2~3組は予約が入り、月20万~30万円を売り上げて10万円ほどの利益が出ています。同じカメラマンが撮影相手を代えて、何度もリピーターになってくれるんです」
深瀬氏

深瀬氏

次のページ
稼げる物件選びのコツ
1
2
3
おすすめ記事