カーライフ

BMWの頂点i7に乗ってEV金太郎飴説に終止符。EVの個性を考える

EVのi7に試乗

 続いて、EVのi7だ。BMWのフラッグシップEVも、やっぱり冷蔵庫なのか。冷えるだけなのか。 オートクラブ うおおおおお~~っ! アッツアツやんけ~~!  740iでも十分すぎると思ったけど、静かさとなめらかさのケタが違った。加速もウルトラケタ外れ! 前後に2個搭載されたモーターは、合計745Nmのトルクを生み出し、アクセルを踏み込めば、宇宙船のように加速する。乗り心地のフワッフワ感もさらに増強されているが、電子制御エアサスゆえ、ハンドルを切ってもほとんど車体が傾かず、キュイーンと直角に曲がる。異次元だ……。  EVはどれも似たような乗り味だと思ってたけど、訂正します! さすがBMWのフラッグシップEVは違う! この高級感、V12搭載の先代760iをはるかに超えておりまする! で、お値段はいかほどで? オートクラブ 車両本体価格は1670万円。「安いっ!」と思ったら、試乗車にはオプションが570万円分つき、締めて2240万円でございました。さすがBMWのフラッグシップ!

【結論!】

EVはどれも同じではなく、頂点はすごかった! むしろ電気モーターは、その静かさとなめらかさゆえ、超高級セダンにピッタンコ! センチュリーも早くEVにしてください
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最高出力は???馬力
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1962年東京生まれ。慶大法卒。編集者を経てフリーライター。『そのフェラーリください!!』をはじめとするお笑いフェラーリ文学のほか、『首都高速の謎』『高速道路の謎』などの著作で道路交通ジャーナリストとしても活動中

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