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国産車は大惨敗!? EV界の『冬のソナタ』アイオニック5の実力

国内でもトヨタが、ヒョンデに大敗北!? アイオニック5恐るべし!

インベーダーゲームのキャラクターの雰囲気が漂うデザインで、ちょっとレトロな感じのEV(電気自動車)アイオニック5。韓国の自動車デザインは、今や世界最高レベルであります。で、実際のところアイオニック5の出来はどうなのか? 売れているのか? ソナタ以来、日本再上陸の韓国の刺客を評価しました
オートクラブ

HYUNDAI IONIQ 5

永福ランプ(清水草一)=文 Text by Shimizu Souichi 池之平昌信(流し撮り職人)=写真 Photographs by Ikenohira Masanobu

韓流EVブームは来るのか?

 今から20年ほど前、『冬のソナタ』のヨン様ブームの頃、ヒュンダイ自動車が日本に進出し、中型セダン「ソナタ」などを発売したが、極度の販売不振で、10年後に日本から完全撤退した。  あれから10年余。「ヒュンダイ」は「ヒョンデ」と名称を変え、昨年5月から日本に再上陸! 今回はEVの「アイオニック5」を主力に据えて、実店舗を持たずオンライン販売に特化する“テスラ方式”を採用しての挑戦である。  で、1年目の実績はどうだったのかというと、昨年のヒョンデの日本での販売台数は518台に終わった。少ないといえば少ないが、テスラが全モデル合計で約6000台だったことを考えると、1年目に一車種だけで約500台というのは、健闘と言えるんじゃないか(もう一車種の日本導入車は燃料電池車のネッソなので、販売台数はゼロに近いと推測)。  実際に乗ってみると、「アイオニック5は、このクラスのあらゆるEVの中でベストでは!」と思わされた。
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明らかに一歩抜けている!
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1962年東京生まれ。慶大法卒。編集者を経てフリーライター。『そのフェラーリください!!』をはじめとするお笑いフェラーリ文学のほか、『首都高速の謎』『高速道路の謎』などの著作で道路交通ジャーナリストとしても活動中

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