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草彅剛主演ドラマ『罠の戦争』でコミカルな演技が光る俳優「坂口涼太郎」の表現力に迫る

“おかっぱヘア”にしたことをきっかけに表現力を発揮

罠の戦争

関西テレビホームページ「罠の戦争」より引用

 坂口の魅力は、おちゃらけからシリアスまでできる演技力と、歌やダンスの腕前からも分かる表現力の高さだろう。彼は、小学生の時にミュージカル「キャッツ」の楽曲『メモリー』に感動し、「絶対にあの舞台に立ちたい」と思ったのだそうだ。以降の学生時代は、森山未來の両親が経営するダンススタジオに通い、ひたすらにダンスの腕を磨いた。 『戦争わんだー』の後は1年ほどオーディションを受け続けるも、なかなかうまくはいかなかった。しかし、現在のトレードマークとも言える“おかっぱヘア”にしたことで、どんどん受かるようになったのだと言う。髪形をきっかけに、自身がコツコツとつけてきた表現力を発揮できる場が広がったのだ。

ダンス、楽器演奏、歌が演技に活きている

 ダンサーからスタートしているからこそ、培ってきた表現力が演技にも活きているように見える。さらに彼は、ピアノ演奏や歌声にも定評がある。ダンス、楽器演奏、歌……そのどれもが表現する手段でもあることは言うまでもない。これらの才能と努力が遺憾なく発揮され、彼の演技力に磨きをかけているのではないだろうか。  クセのある役もこなす名バイプレイヤー・坂口涼太郎。数多くの作品に出演し、今もなお映画やドラマに引っ張りだこの彼は、唯一無二の“クセメン俳優”なのかもしれない。『罠の戦争』は最終話を迎えるが、4月以降も彼の演技を見られるのが嬉しい。 文/萌映(もえ)
興味や思考・気づきを活かすエンタメ系ライター。『エンタメNEXT』『NewsCrunch』などでも執筆。エンタメ以外の趣味は散歩。話を聞く・会話をすることが好き。Twitter:@moeeeee_k
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