スポーツ

“ペッパーミル”自粛が物議。高校球児のパフォーマンスが叩かれるワケ

「日本と韓国くらいしかない」習慣も

 高校球児が伸び伸びとプレーするため、高野連が取るべきアクションを提案してもらった。 「私としては指導者に対する研修の充実を求めたいところです。怒鳴り散らしたり暴言を吐いたりする指導のもとでは、本当の意味で楽しくスポーツすることができるはずもないので。また、厳格すぎる先輩後輩関係も日本と韓国くらいしかない習慣ですし、この人間関係のあり方にもメスを入れてほしいです。  他にも、ノックアウト形式のトーナメントはなくす方向にすることで、『勝ち続けなければダメ』という考え方から指導者と子供達を開放しなければいけません。そして、『トップアスリートを目指す次元』と『生涯スポーツとして楽しむ次元』を分けた環境を用意できると良いと考えています」  野球に打ち込んでいる高校球児であれば、プロに憧れを抱き、その何気ないプレーでさえも真似したくなるのは当然の心理だ。野球に限らず、厳しい規律を重んじるより大事なことがある気がしてならない。 <取材・文/望月悠木>
フリーライター。主に政治経済、社会問題に関する記事の執筆を手がける。今、知るべき情報を多くの人に届けるため、日々活動を続けている。Twitter:@mochizukiyuuki
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