カーライフ

プリウスがフェラーリ328に勝った! ハイブリッド啓蒙活動から解放され開き直りで大勝利

先代プリウスはデザインが不評で…

プリウス

先代プリウス

 なぜ新型プリウスはスーパーカーみたいなカッコになったのか? それはある種の開き直りである。先代プリウスはデザインが不評で、全世界で販売台数が激減していた。かつてハイブリッドカーといえばプリウスだったが、いまやハイブリッドは当たり前の存在になり(国内限定ですが)、ヤリスやノートなど、ほかに選択肢はいくらでもある。  すでにプリウスの使命は終わった。もうそんなに売れなくてもいい。ならいっそスーパーカーみたいなカッコにしてしまえ! 燃費性能もそこそこでいいから、加速やコーナリングの性能をスポーツカーみたいにしてしまえ! そういうことなのである。

納車待ちが1年以上

オートクラブ この開き直りは大成功。プリウスはあっという間に7万台以上の受注を得て、納車待ちが1年以上になっている。フェラーリやランボルギーニに乗るカーマニアからも、「カッコいいじゃん」と高く評価され、普段の足グルマとして買い求められている。
次のページ
実際に乗ると…
1
2
3
4
5
6
1962年東京生まれ。慶大法卒。編集者を経てフリーライター。『そのフェラーリください!!』をはじめとするお笑いフェラーリ文学のほか、『首都高速の謎』『高速道路の謎』などの著作で道路交通ジャーナリストとしても活動中

記事一覧へ
おすすめ記事