更新日:2023年04月23日 09:16
カーライフ

おひとり様はN-VAN、誰かと一緒ならスペーシア ベース。車中泊仕様の軽自動車選び

車中泊は“おひとりさま”か“おふたりさま”か、それが問題だ!

漫画家の小田原ドラゴンさんが、N-VANに車中泊しながら全国を旅して漫画『今夜は車内でおやすみなさい。』を描いていますが、SPA!カーマニア軍団の流し撮り職人もN-VANを購入。車中泊カメラマンになろうとしています。箱根やらサーキットやら長距離移動が多いから、移動事務所は合理的選択なんですが……
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N-VAN VS SPACIA BASE

永福ランプ(清水草一)=文 Text by Shimizu Souichi 池之平昌信(流し撮り職人)=写真 Photographs by Ikenohira Masanobu

自由の翼を手に入れた! カーマニアの終活

 SPA!カーマニア軍団の流し撮り職人こと池之平昌信が、クルマを買い替えた。ニューマシンはホンダのN-VANだ。 「50代後半に突入して、家に居たくないし『旅に出たい! 自由になりたい!』という気持ちで、移動事務所兼車中泊カーとして購入しました。もう、家族でドライブに行くこともないし、これがベストでした」(職人)
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N-VAN

 職人はカーマニアゆえ、MT車しか買わない。今やMTの設定のある軽は、オープンスポーツのコペンを除けば商用車だけ。N-VANは商用車ながら、車中泊などレジャー用途も強く意識して開発されており、見た目も商用車としては断然オシャレ。3年前の登場以来、カーマニアの間では、「終活に最適な一台」と一目置かれている。  そんなN-VANに、昨年ライバルが現れた。スズキのスペーシア ベースだ。こっちも商用車仕様。つまり後席は折り畳まれることを前提にした最低限のもので、そのぶんラゲージ空間をゆったり使えるのは同じだ。ただ、N-VANは配達用が販売のメインで、車中泊は余技なのに対して、スペーシア ベースは車中泊専用(?)。カーマニアの高齢化が著しい本邦では、いま車中泊市場が熱いのである。
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見た目は配達用N-VANだが…
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1962年東京生まれ。慶大法卒。編集者を経てフリーライター。『そのフェラーリください!!』をはじめとするお笑いフェラーリ文学のほか、『首都高速の謎』『高速道路の謎』などの著作で道路交通ジャーナリストとしても活動中

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