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10年で5億円稼いだ男性のFXトレード術。「チャートを見ない」で戦う方法とは

急落・急騰しても半値戻しする指標も

蛙氏メモ このほかに蛙氏が注目して見てきたのは「ロンフィク」。「ロンドン市場版の仲値」で、24時(冬時間25時)の為替レートが基準になる。 「ロンフィクでは欧州通貨のユーロやポンドに影響が出やすく、私は月末ロンフィクのポンド買いをやっていました。夕方5時すぎくらいにポンド/ドルを買って24時に決済すると勝てることが多かった。ただ、確率は100%ではないので、夕方時点でその日の高値付近でポンド/ドルが推移しているようならばエントリーは見送っていました。  あとは毎日11時に決まってドル/円が下がる動きが続いたこともあったので、直前に売りを入れるというトレードもやりました。注意してほしいのは、時間ごとの傾向は永遠に続くものではない、ということ。この11時の法則もしばらくするとなくなりました」  実はこうした「時間の法則」は今でもマーケットに転がっているという。

急騰・急落後の逆張りで効率よく稼ぐことができる

「東京市場が始まる朝9時、欧州市場が始まる16時、米国株市場が開く22時30分など、各市場のオープン時は市場参加者が増えるので値動きが活発になり、傾向が出やすくなります。だから、これらの時間だけを注視していれば、新たな法則を見つけられるかも。  もう一つ注目すると面白いのは経済指標の発表です。最近はマーケットを注視していないので当てはまるかわかりませんが、同じアメリカの雇用に関する指標なのに、雇用統計ほど重要視されないADP雇用者数は発表直後に急騰・急落しても半値戻し、ないし全戻しする傾向がありました。これに気づいていれば、急騰・急落後の逆張りで効率よく稼ぐことができたはず」  チャート分析に血道を上げるよりも「時間の法則」を知ることが億への近道か。やはり、タイム・イズ・マネー!
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各国市場OPENなど蛙氏注目の時間帯一覧
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