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「ゴキブリ」がまさかの資産に?年間200万円の利益を出した人も

嫌いな虫の代名詞であるゴキブリが、実はお金を生む“金の卵”だった。自宅で1万匹のゴキブリを繁殖させて稼ぐ先人が、ゴキブリ投資の極意を伝授する!

ゴキブリ投資に注目が

ゴキブリ投資 ゴキブリを繁殖させて売る投資が、密かに盛り上がっている。ゴキブリは苦手な人が大多数だろうが、なぜお金を求めて買う人がいるのか? 「ゴキブリといっても日本のチャバネゴキブリではなく、『デュビア』という海外品種が、トカゲなどの爬虫類の餌用として売れるんです。ゴキブリを育てるという点さえクリアすれば、繁殖はそれほど難しくありません」  そう話すのはYouTuberのあべむつき氏だ。デュビアの飼育販売は昔から行われていたが、近年、急激に需要が伸びているという。
あべむつき氏

あべむつき氏

デュビアの販売だけで年間200万円の利益

輸入される爬虫類の数の推移

【輸入される爬虫類の数の推移】グレーの部分がデュビアを食べる「トカゲ亜目」の増加分。’16年から急増している。出典/財務省貿易統計

「デュビアの需要の高まりは、ペット用のトカゲ亜目の輸入数が’16年から3倍近く増えていることが影響しています。トカゲ亜目には愛好家に人気の高いヒョウモントカゲモドキなどが含まれていて、その餌用としてゴキブリ需要が高まっているんです。 爬虫類はコオロギやレッドローチというゴキブリも食べますが、そのなかでもデュビアが一番の売れ筋。最近はペットショップで品切れになることが多く、僕らが売りに出したものがどんどん購入されていくなど、供給が追いついていない状態なのです」  あべ氏は現在、自身が運営するシェアハウスの住人と共同でデュビアの飼育・販売を行っているという。では、どれくらいの利益になるのか? 「今年2月から販売を始めて、1か月で4500匹を売り、約4万5000円の売り上げなので、順調にいけば年間60万円ほどになるでしょうね。もともと、飼育している約1万匹のデュビアは知人のブリーダーさんが安く譲ってくれたものなのです。そのブリーダーさんは、デュビアの販売だけで年間200万円の利益を出したそうです」
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初期投資は1万円からOK
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