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ChatGPTでAIブームが再到来。国内の「注目銘柄」を投資家が厳選

わからないことを送ると、魔法のようになんでも返してくれるチャットGPTの勢いが止まらない。米マイクロソフトも今年、数十億ドルの投資を決定した。今はやりのAIシステム関連銘柄で儲ける術をお届けする。

話題の「チャットGPT」

チャットGPT ’22年11月にAI研究機関「オープンAI」が公開した対話型AI「チャットGPT」が話題だ。これは、スマホやパソコンで質問するとAIが会話形式で答えてくれるもの。月間のアクティブユーザー数は1億人を突破。快進撃をみせるチャットGPTフィーバーについて、アナリストの村瀬智一氏はこう分析する。 「今年、米マイクロソフトがオープンAIに対して今後数年で数十億ドルを追加投資すると発表。このインパクトは大きく、海外投資家の動きが活発になりました」  昨今のハイテク株見直しの動きも背中を押した。 「AIなどハイテク株を手がける企業は、ほとんどが未上場のグロース株。昨今の金融不安からグロース株は不安定な値動きを余儀なくされましたが、米国の連邦公開市場委員会(FOMC)後のパウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長会見を経て、ハイテク株にリバランスの動きが目立ってきたのも大きい」
村瀬智一氏

村瀬智一氏

AIサービスを取り入れた企業に注目

 トレンドの熱量を測るのに、適した”指標”もある。 「マイクロソフトやアルファベットなど大型テック株やハイテク株の動向をシグナルにしましょう。特に世界有数の半導体メーカーであるエヌビディアは、AI開発の環境を提供するサービスを始めるなど、注目されています。今後はAIベンチャー企業の上場やM&Aも盛んになると考えられるので、こうした情報はいち早くキャッチしたい」  そんな村瀬氏が注目する関連銘柄は何か。 「AIを開発している企業より、AIサービスを取り入れた事業を展開している企業の方が、当面は株価反応もわかりやすく良いと思います。その点で、チャットGPTを使った無料法律相談サービスを今春開始する弁護士ドットコム(東G・6027)は面白いのではないでしょうか」
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個人投資家も大注目する国内のAI企業とは?
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